今日は私にとってとても大切なお話をします | 【鹿児島⭐︎動物病院から】飼い主さんとペットの絆を深める心の持ち方接し方を提案 獣医師 浜崎菜央

【鹿児島⭐︎動物病院から】飼い主さんとペットの絆を深める心の持ち方接し方を提案 獣医師 浜崎菜央

鹿児島で動物病院を経営しつつ、飼い主さんがペットに1つでも多くできることを提案できる場として、ペット関連のイベントや講演をしています。
http://www.ruoona.com/
http://www.alohapet.info/

おはようございます

昨日は、午前は診察、午後からはペットマッサージ無料体験会でした

たくさんのわんちゃんのリラックスした顔が見えて
至福の時でした。

昼ごはんなしで夕方までだったので、
とりあえず昼?夜?ご飯を食べて~の、帰宅でした笑


帰宅後何をしたかって?

私にとってとても大切なこと・・・その告知のためのチラシ作成。


私がこの講演をやるにあたって、

身近な人は私の生い立ちを知っているので、
「すごいやったね
と喜んでくれるのですが、

あまり接点がない人からしたら、
「なんで獣医がそんなことやってるの
となってしまうのが普通。


実際、行政とやりとりする上でも、そこの疑問点が浮上してきてしまう。


結局
お前何者
的なお話。



でも、この講演を開催しよう!となるまでの経緯を知っていただければ、

きっときっと理解してくださる方も多いはず。



というわけで、

チラシの裏に、映画の告知かよばりのあらすじを書こうと
意気込んだわけですよ



ここでも、ただ単に告知しても、
同じ質問を受けるだけだと思ったし、

長々と書き綴っても混乱してしまうと思ったので、

この告知用のチラシができてから取り上げようと思っていました



では、
告知をど~んといきたいと思います



(場所はいろいろ訳あって保留なんですの・・・)

(なんだか作った色と違う感じになっとりますが・・・


わたし的には、ぜひ
2枚目のストーリー編に目を通していただきたいです。


みなさんは、「聴導犬」ってご存知でしょうか?
知らない方も多いことと思います。
(この言葉を発したときに、よくなんですか?と聞き返されますもの)


「盲導犬」以外にも、人のからだの一部となって働く犬がいるのです。

「盲導犬」・・・目の不自由な方のために

「聴導犬」・・・耳の不自由な方のために

「介助犬」・・・手や足の不自由な方のために

これらの働く犬のことを「ほじょ犬」と呼びます。


ほじょ犬を法的に位置つける「身体障害者補助犬法」もあり、

ここには、

公共施設
不特定かつ多数の人が利用する民間施設(飲食店や商業施設、ホテル、病院など)
へのほじょ犬同伴を受け入れること


が盛り込まれています。


それでも、各地で、ほじょ犬受け入れ拒否の問題があるのが事実。


ここ鹿児島でもしかり・・・


私は、イベントや講演の際に、必ず
「ここは、ほじょ犬受け入れはOKですか?」
と聞くようにしています。


鹿児島の公共施設あっても、
「ほじょ犬?犬でしょ?ダメです」
と言われたり、


聴導犬のことを聞くと、
「聴導犬?盲導犬はいいですよ。それ以外はちょっと」
と言われたりされます。


「大丈夫か?鹿児島!」
と思うことがたびたび・・・



鹿児島には、聴導犬や介助犬の導入がありません。
それだから認識もなく、冷たい対応をされるのかもしれません。


でも、観光地として鹿児島に来られる人からしたら、
認識していないと困ると思うんです。


ましてや
鹿児島には、聴導犬の育成のための施設、聴導犬協会も存在しています。


それなのに「聴導犬」の受け入れを拒否したり、
「聴導犬ってなに?」という質問が出てくるのは

ちょっと恥ずかしいことだなと思うのです。



私は、聾学校の先生をしている父の元に生まれました。
だから、小さい頃から、父のしていることを知っていたし、父の教え子さんやご家族の方とよく触れ合う機会が多かったので、普通の人より認識があります。


耳が不自由な人にとって、声を出すということはとてもとても難しいことなんです。

耳で音を聞いて確認することができないから・・・

だけど、うちの父は、「少しでも話せるようにしてあげたい」
発音練習を教え子さんには懸命にしていました。

そんな父の教育を耳にして、訪ねてきたりすることもありました。


この講演で講師をしてくださる安藤美紀さんもその教育をうけた一人。


話せるように教育してもらったから、今こうして自分の声で、講演ができるのです。


恩師だと慕ってくれ、父を探していた美紀さん

違う職に就いたけれど、熱心に仕事をする父のサポートをしたいと思っていた私

二人をつないでくれたのは、「聴導犬」の存在でした。

さらには、

聴導犬ユーザーさんは、1日お仕事をしてくれたお礼に、
「ありがとうね」とマッサージをするんだそうです。

私はペットマッサージセラピストでもあります。


実は、このために私はペットマッサージを学ぶように導かれていたのかもしれない
と思っています。



恩師へ聴導犬の普及のために講演をしている姿を見せたいと思う美紀さん

尊敬する父のためにサポートしたいと思う私

二人の思いが形になったのが、この講演開催なのです。


鹿児島では、実際「聴導犬」参加の講演が初めて。

いろんなハードルがあります。

それでも、私たちは、一つのカタチになるよう、頑張ります。


前例は作ったもん勝ちだからね


わたしのこのイベントを機に、

「聴導犬」のことを知ってもらえるだけでも嬉しいことです。

その瞬間だけは、「聴導犬」のことを考えてもらう時間になったはずだから。

そして、少しでも協力したい!という方、

どしどし募集中です