愛 (あい)


愛とは、例えてみれば太陽のようなものである。

太陽は一瞬も休まず光と熱とを放ち続け、

遮られさえしなければその光と熱とは、

届いた対象を照らし暖めるのである。

愛を妨げるものは、所有欲、愛着、感情、思考、

不寛容、不寛大、尊敬、慈しみのなさ等である。

これら自己中心的な計らいの無くなった時、

愛はそこにすでにある。

例えば、飛び出した子どもが車にひかれそうになった

その瞬間に自分も飛び込んでわが子をかばおうとしている、

その瞬間の行為の中にあるもの、また赤ちゃんの笑顔や

それを見ている人たちの笑顔の中にあるものなのである。

かつてフィレンツィが「愛が癒す」といったとき

フロイトは批判した。クラエントとの間に性愛感情が

生じることへの警告である。

ところがサティは愛は性感情に起源せず食体験に起因する

と主張した。

すなわち母に抱かれて授乳されている子どもと母との

感情体験が愛の起源であるとした。

(「カウンセリング辞典」より)







「愛ベース」の「思考」はアリだけど、

「思考ベース」の「愛」って、いろんな意味で

うまくいかんわな。





ドキドキ先日のブログでご紹介した子ども用の本は、

ミネルヴァ書房の「発達と障害を考える本」シリーズ

(全12巻)です。(各¥1,890)

お知らせまで。