パーソナル・ブランディング
Amebaでブログを始めよう!

人生を救ってくれた『どうでしょう』

私の住む京都ではKBS京都で今年の7月に「リターンズ」の放送が終了し、今は「Classic」が始まっています。

初めて見たのは「オーストラリア縦断」。 顔も名前も知らない僕にとっては素人同然の男が二人、ただ車に乗っているだけの画面に、「なんじゃこりゃ!?」と思ったものの、にょういずみにょうさんが、実に、実に、私の友人にそっくりで、そういえば僕も学生時代には、そんな友人と意味も無く車で走り回っていたなぁ、その時は、走ることが楽しかったんじゃあ無く、車中で意味の無い、ただ笑いを互いに取ることだけを目的にず~っと喋ってたよなぁ、些細な事件、時には車をぶつけるような大事件もあり、それがまた笑いのネタになって、それを肴にまた車中で会話してたよなぁ...、

とすると、まるで、大鈴のお二人がず~っと前から知っている自分の友人にように思えて、一気にのめり込みましたねぇ...。 そんな番組との出会いから数年が経過し、仕事も忙しく、いつの間にか番組のことも忘れかけていました。しかし、3年前、私的事情で人生の崖っぷちに立たされるような状況に追い込まれた僕は夜な夜な現実の苦痛と対峙し、酒をあおり、枕を涙で濡らす日々を突然に迎えておりました。ある夜、いつものように暗~い気持ちで一人ぼっちの部屋に帰り、何気なくTVを付けたとき...、にょういずみにょうさんがボヤキ、ふ先生がバカ笑いし、ミスターがダジャレを捻る、そんな、なんとも懐かしい、心洗われる、そんな世界が飛び込んで来ました。

殺伐とした、救いの無い世界でもがいていた僕に、「どうでしょう」はカラッカラッに乾いた砂に水がしみ込むがの如く、私の細胞に染み込み、あっと言う間に私は元気になって大笑いし、最後には何かに感動して号泣していました。

毎週水曜日の夜が待ちきれず、苦しい日々も、水曜日に4人と会えること、画面を通して本当に心のきれいな人達と触れ合える、そんな喜びで再び前を向いて生きていく勇気と希望をもらいました。


あれから3年、その後、僕の状況は見事なまでに回復し、以前と変わらぬ普通の充実した日々を送れるようになりました。そして今も、苦しかった日々より、もっと「どうでしょう」を愛し、親心にも似た心境で番組を応援しています。

『水曜どうでしょう』 ほんとうにありがとう。