部屋に戻り陣痛を待つ。

看護師のMさん「痛みが5分おきになったら陣痛室に移動しましょうね。」
私「はい。」
Mさん退室。

部屋には旦那さんと2人…


私「ねぇねぇ今結構もう痛いんだけどこれって陣痛??」
旦「5分間間隔でしょ?まだじゃない?」
私「うん。でもなんかもう痛い…すでに5分おきになってるような…」

しばらくすると看護師Mさんが来て、もう痛いことを話す。陣痛室に移動しましょうといわれる。

陣痛の痛みを私なりにまぎらわせると思い、デザートに出てたミカン(ミカンなどの柑橘系の食べる前のむいたときの香りが好き)や、雑誌、飲み物を持参して旦那さんと移動した。

陣痛室で一旦先生の診察があったがまだ赤ちゃんはおりてきてないとのこと。
看護師Mさんからは痛みが我慢できなくなったらナースコールしてねと。出産が近づくとうんちが出るような感じになるらしい。

私「我慢できない痛みってどんな感じですか??」
Mさん「まだ笑えてるから大丈夫だよ。」

そっか。笑えなくなるくらい痛いんだ。
まだ旦那さんと普通に話せてるし大丈夫のようだ。

赤ちゃんが亡くなってしまったことはとても辛かったけど、この時は産まなきゃ!!って気持ちが強かった。出産をしないといけない!!と。

ちょくちょく様子を見に来てくれるMさん。
もちろん旦那さんは何をしていいかわからずにいるとMさんがどうしたらいいか指導してくれた。
Mさん「パパはママの手を握ってあげて!それから反対の手は腰をさすってあげてね!」
さすが慣れた看護師さん!たしかに手を握ってもらうと痛みがほんの少し楽になる気がする。腰もさすられると楽だけど陣痛中はさわらないで!って感じもあって。

この時、嬉しかったのは看護師さんが私達をパパ、ママといってくれたこと。私達は親なんだ。この子のパパとママなんだ。
嬉しかったな。


そして、だんだんと痛みが強くなって笑えなくなった。旦那さんは悪気はないんだろうけど、なにげない、ちょっとした言葉かけがなぜか私の気に障り、舌打ちを2回ほどしてしまった。舌打ちした自分にビックリしたけどこの痛みはハンパなく痛いんだよ!


ナースコールを押す。もう限界です!


Mさん「うんちでそうな感じがする??」
私「はい!でそうな感じもします。」

先生登場「もうおりてきてるね。移動しましょう。」

分娩室に移動。旦那さんは陣痛室に待機。
隣の部屋なので出産の様子は丸わかりだったと思う。

お腹が張ったらいきんでねー!っていわれた。とっても痛かった。
でも何度かいきんだら出てきてくれた!!
産んだんだ!
終わったんだ。

しばらく放心状態。
胎盤をとる処置をし、エコーで子宮の状態を確認。

終わったんだ。
Mさんから泣いていいんだよ。気にしないで今は泣いていいんだよ。
といわれ、少しずつ涙が出てきた。

陣痛室に移動し旦那さんと再会。

涙がやっとドバドバ出てきて二人で泣いた。
もういないんだねって。
もうお腹にはいないんだね。