何という、えぐられた感。
病気をして以来忘れていた、かつての自分を思い出した。
もうあの頃には戻れないし
情熱だけで生きられないのはわかっているし。
それどころか今の一番は優しさだったりする。
でも胸の中でマグマがフツフツと湧き上がって
どうしようもない怒りや悲しみや孤独や大好きだという気持ち。
あの熱くてしつこくて面倒くさい……
どろどろの。
そんな気持ちが私自身の核を作っていたことを知った。
今となっては愛おしい。
遠いところにある。
理解され、受け入れられることで生きていられる。
綿矢りさ、凄まじいな!!!