社会福祉のあるべき姿を表す理念として
【ノーマライゼーション】がある。
ノーマライゼーションとは
デンマークのバンク氏によって提唱された理念です。
その本質は
【障害者に対してノーマルな生活条件を整えることであり、決して障害のない人になることではない】
とされています。
我が国は、日本は
まだまだノーマライゼーションの考えは
進んでいないと思っています。
まだまだ、です。
福祉の現場にいる人間ですら
まだまだ、だと思うということは
当然、福祉の現場にはいない人たちには
まだまだ行き届いてはいないのです。
区別も差別のひとつだと思っている私は
障害のある人にとって
支援、支えを抜きにしたときに
障害のない人と同様、フェアであるべきだと思っています。
支援は障害のある人には
当たり前に必要なことです。
それは特別扱いでも区別でもなく
ただの配慮、つまりは合理的配慮なだけ。
合理的配慮は今年度から義務化されました。
それだけでもノーマライゼーションという理念に向けた第一歩になったのかな、と思います。