岸田首相のウクライナ電撃訪問。
「いや、電撃ではないでしょ?」という人もいるだろうけれど、ロシアと中国、特にロシアには下手すると発狂ものなんだよなぁ。
理由1:ウクライナの情勢が日本の首相でも訪問可能な状況である。
日本の現状は総務省の怪文書によるセキュリティクリアランス関連法案の審議妨害かかりまくっている。
そんな状況でも「日本国首相がウクライナに訪問して、大統領と会談できる」状況を、ウクライナ側がつくれるということだから。つまり、それくらいウクライナが有利だってことを内外に示せる訳である。習近平氏の面目が自爆してくれた案件である。
理由2:旧ソビエト、現ロシアは第二次世界大戦において、対日戦では「戦勝国」ではないから。
これは、シベリア抑留とかが何時行われたか?でわかるだろう。
現在の中国とロシアは共に第二次世界大戦においては「日本に対しては勝っていない」
ポツダム宣言受諾まで中立条約を守っていたロシアは日本とは戦っていない。
現在の共産党中国は、中華民国ではない。したがって中国とロシアは「対日戦争の戦勝国」ではない。
理由3:日本とロシアは領土紛争を抱えているから。
領土紛争で不当に占領された領土があるという点では、日本とウクライナは共同戦線を張る余地がある訳だ。
で、スターリンがやらかしまくったおかげでNATO加盟国とも抱えている。
つまり、ロシアはウクライナ以外とも領土紛争という巨大な爆弾を抱えた状態なわけ。
で、ここで両首脳が「不当に占領された領土を奪還するという点において日本とウクライナは共通の目的と行動を取るべきである」なんてぶち上げたらどうなるか?
そこにアメリカが追い打ちをかければどうなるか?
例えば
「領土問題は主権問題である。我が国は同盟国の主権問題には干渉しない」
ここでロシアが胸をなでおろしても
「ただし、日本が主権問題に対応中に他国から攻撃を受けた場合、これは日米安保条約の発動条件を満たすものである」
と続けられたらどうなるか?
ロシアは学徒動員かけないといけないくらい手詰まりである。ウクライナ戦線だけで…。
そこで、一度も勝てていない日本から不当にガメた北方領土問題で日本が実行動に移る宣言をしたなら…。
それを何が何でも止められる戦力を極東に配さないといけなくなる。
ウクライナの戦線に大きな穴が開いてもだ…。
クリミア半島と同様に、北方領土は「太平洋への窓」なのだ。絶対に失えない。
だから、日本にやったら確実に大やけどするぞと思えるだけの戦力を何が何でも配置しないといけなくなる。
しかも、これはポーランドなどの領土紛争を抱える国にとっては追い風だ。
「日本すらも動いた。ならば今こそ!」
という機運を高めるにはもってこいだ。何しろ、日露戦争で日本はロシアに勝った国なのだから。
岸田首相の電撃訪問はロシアと因縁がある「NATO有志国による軍事介入」の先触れなのかもしれない。
そういう意味では岸田首相という人は「古い自民党のえげつないお公家さん」政治家なのかもしれない。
だとすると、高市大臣が槍玉に上がっているのも「岸田首相と打ち合わせ済みのプロレス」と見てもおかしくないわけだ。
今回の件で、パヨク野党と、マスゴミへの情報と人と金の流れがあれこれ浮き上がっているだろうから。
この、えげつないお公家さん宰相である岸田首相がどんだけえげつないお返しをするか?
ちょっと楽しみになってきた。