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自由と規制

廈門ではネット規制が厳しくなるとのニュース。

アクセス規制に関しては以前から言われていましたし、私は経験しませんでしたが、廈門から国外のサイトにアクセスしようとすると繫がらない、といっていた人も居ました。

ただ今回の規制はアクセス規制ではなく、サイト管理者の実名を公表する、発言者も実名で発言する、それが実行されない場合即サイトを閉鎖する、とかなりアナログな規制。中国国内でもこれだけの規制は初らしい。しかも国ではなく廈門市が規制するらしい。廈門では最近工場建設に関して有害物質が排出されるということで大規模なデモがありましたから、それを受けたものでしょう。このデモでもネットと携帯が果たした役割は大きいものだったようですから。

どうなんでしょうね。匿名性というのが一時のネットの長所だったのですが、最近それは薄れているように思う。むしろ逆に実名の暴露という形の被害の方が大きく起こっている。多少日本と中国では状況も違うのだろうが、中国ではそもそも加害者も被害者も実名で報道されているし、実際には抗議運動の指導者の氏素性というのも報道されている。したがって、運動を導く立場の人間に対する影響というのは少ない。

もし影響が出るとしたらそれに参加する人達のほうでしょう。彼らの発言すべてが実名でしか行われなくなるとすると、実際抗議行動が起こった後に政府が対処するとして、それらの人達全員が対象となる可能性がある。例えば逮捕などです。今までは一部の人の逮捕だったわけですが、それがより多くの人に及ぶ可能性がある。

そういう威嚇の意味合いも強いと思いますが、その圧力が強くなると一定以上の不満が募った時により大きな行動が起こってきたのも事実で、今回もそうなる可能性はある。

経済も民衆も、中国は難しい舵取りを迫られている、ということです。