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BYDが車部品基地に15億元投資



BYD(中国の電池・自動車メーカー)が、広東省韶関市の東莞産業移転工業園に、国内最大規模の自動車走行実験場と部品工場を同時に建設、韶関市政府と協力していくそうです。初期投資額は15億元(約200億円)の見込み。

計画によると、自動車走行実験場の敷地面積は2.5平方キロメートルで、中国最大規模。完成車の走行実験などを行い、車の研究開発R&Dに役立てる方針。部品工場の規模などは明らかにされていませんが、走行実験場と部品工場を合わせ、年生産額は10億元以上の見込み。地価や人件費が沿岸都市部より低い韶関市に部品工場を整備することで、コストを削減するのが狙いと思われます。

BYDは今後、産業移転地区として開発を進める韶関市への投資を拡大する方針とか。

注目点は、中国国内に中国メーカーによる車本体の本格的R&Dができるという点と、製造業は人件費の高い沿岸部を離れて内陸に移る傾向が、自動車でも顕著だという点でしょうか。

もっとも、車本体のR&Dといっても直近は外国メーカーの車を走らせるか、それを真似して作った車を走らせれ見て比較するのが関の山でしょう。それは恐らく未来永劫、と言っては言い過ぎかもしれませんが、かなり長い間、基本的に変わらないと思います。現実的には、創造のインフラではなく真似を加速するインフラ投資といた方が正しい。しかも規模もある。こういう企業に中国でシェアを落としているトヨタのように大企業病に陥った企業が競争していけるのかは怪しい。

自動車はすそ野が広いといわれますが、電気自動車になると一気に集約される可能性が高い。そうすると、BYDのようなまねっこメーカーが、技術ではなくビジネスで頭角を現す可能性が高い。それを地方行政も後押ししているという構図です。いつも思いますが、中国はしたたかですな。