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中国企業の海外企業買収

英国エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が、昨年の中国企業による海外企業買収が298件に上ると、またその80%は国有企業だった、とのレポートを出しました。中国企業による海外投資熱は「資源を中心に今後も続く」と指摘しています。

2004年から09年11月までの中国企業による5,000万米ドル(約46億円)以上の買収事例172件を分析したところ、約45%が国内の新エネルギーや自然・鉱物資源の権益拡大が目的。海外市場の開拓(33%)や技術・研究開発部門の獲得(12%)がそれに続きます。また、海外企業買収に携わる中国企業幹部などを対象に調査したところ、中国の海外投資は資源狙いで今後も続くとの見方が大半を占めます。

オーストラリアやカナダの鉱物資源に最も関心を示しつつ、アフリカのインフラ施設開発を通じた石油や銅鉱山などへの投資が続く見通し。中国は04年以来、アフリカ7カ国での同様のインフラ投資が140億米ドルに上ります。

中国は一人っ子政策の影響もあり、長期的には人口が頭打ちに成り高齢化が進みます。また今は労働者比率が高く豊富な労働力を提供していますが、経済成長につれて労働者比率が相対的に下がって来ます。

中国元の為替政策もあって世界一の豊富な外貨準備を持つ中国。今のうちに海外投資、企業買収を積極的に行い将来に備えるのは自然です。この傾向は今後も続くのみならず、更に強まるはずです。