TONIGHT | アメブROCK★

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   ~ヨゾラノカケハシ~

 

 

TONIGHT

 

今 幸せな人も 今 不幸せだと思ってる人も
今 立っている場所で
 夜空の星が輝いて見えていても 夜空の星が たとえ見えなくても
みんなが夢を願える夜でありますように
 
僕の願いは たった ひとつ
大切な人たちが 元気でいてくれること
ただそれだけ
 
koko 彼女のお父さま お母さま ご家族の皆さま
僕の家族
ただただそれだけ
 
誰だって分かってる 僕だって分かってた
僕たちは 生まれたその瞬間から時計の針は少しづつ動いてることを
 
分かってはいた でも 聞こえなかった
数十年もの長い間分かっていたはずだったのに
その時を刻む針の音が聞こえなかった
 
・・・カチッ・・・カチッ・・・カチッ・・・
今 僕は やっとはっきりと聞こえるようになった
死に向かう人生という時計の針がひとつひとつ確実に刻まれていくその音を
 
そんな音が聞こえたら 何か変わるのか??
 
僕は 永い間 たとえ その音が聞こえるであろうその日が訪れても
変わらないでいたいと思っていた
でも
聞こえたらきっと何か変わるかもしれない
そんな自分もどこかにいた
だから
いつでも どんなときでも 変わらない自分でいれるように
出来る限り涙は 零(こぼ)さず
貯めた涙で 心を洗っていこうと決めて歩いてきた
 
・・・何も変わらなかった・・・
 
少しだけ安心した
決してきれいごとじゃなく 変わらない自分がそこにいたことを知った
 
たった一度きりの人生 後悔しないように
人々は よく口にする
そんな人生があったら どれだけ幸せなことだろう
羨ましくて仕方がない
 
僕の人生 後悔だらけ
まだやり残したなんかたくさんある
まだまだやりたいことなんかいっぱいある
今 なんとか見たい景色がある
これから どうしても見たい景色もある
キリがない
いつまで経っても そう思うことだろう
僕の人生 きっと死ぬまで後悔
 
今までと何も変わらず ただゆっくりと同じ歩幅で歩いていくだけ
 
そう
そんな時を刻む時計の針の音が はっきり聞こえるようになった今
僕にとって大切なものは 何も変わらなかった
大切な人たち
koko 彼女のお父さま お母さま ご家族の皆さま
僕の家族
1日でも永く永く元気でいてくれること
それだけでいい
 
後悔ばっかりだけど
それが自分よりも とってもとっても大切でかけがえのないものだって
素敵な宝物だって
今なら はっきり伝わるような気がする
そんな特別な夜だった
 
織姫と彦星
悲しくも素敵な恋の物語
織姫も彦星も星なのに どうして彦星だけ『星』なんだろう
 
僕の織姫は いつでもどんなときでも そばにいてくれると信じてる
彼女をいつも輝かせるのは 僕
そう僕は 真っ暗な星のない夜空でいい
お空 大好きだし(*^.^*)
でも 今宵のこの1年に1度の特別な夜だけは
彦『星』とあるように
僕も kokoと一緒に輝く星でありたい
そんな7月7日の夜だった
 

TFR