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チャコままのブログ

「映画・ドラマ・ミステリ小説」等の感想、気ままに書いていきます。 


写真 上 アイザック演じるルーウィン・デイヴィス
60年代ニューヨーク、売れないフォークシンガーが主人公&脇役猫ちゃんにも注目!

渋い、コーエン兄弟の いぶし銀の作品

映画「名もなき男の歌~インサイド ルーウィン・デイヴィス」 DVD鑑賞

ジョエル・コーエン& イーサン・コーエン監督 

音楽って お金がらみじゃなく 仲間と試行錯誤しながら 演奏してる時が
実は 一番楽しいんじゃない~なんて思った映画です。

キャスト: オスカー・アイザック(主人公デイヴィス)
      キャリー・マリガン(ジーン・パーキー)

写真 上 キャリー・マリガンも出演なので 観てみました。
ストーリー&感想

60年代初め、売れない否、 売り込もうとしないフォークシンガーのついてない1週間を淡々と描写した話です。映像は セピア色みたいで 全体的に雨のシーンも多く暗いトーン、内容は渋いです。

やはり キャリー・マリガン、この人の出演で 明るくなって救いも出た!
ライヴのカフェなどでの弾き語りは すべてオスカー・アイザック(主人公役)の生の歌&演奏この人自身も 魅力的な声と 歌唱力のある方で、演奏シーンは良かったですよ。

写真 下 主人公の演奏シーン くわえタバコの弾き語りなど 当時カッコよかったのかな?


正直 私の嗜好は ロック&クラシックな為か いまいち、60年代アメリカフォーク知識なく のみ込めない部分もあり。が
フォーク(アメリカ60年代)大好きの方々には 見応えありの音楽ストーリーだと思います。

マリガン扮するジーンの毒舌と、主人公が預かった猫ちゃんのシーンが、笑わせてくれて 私には印象的でした。

実は 猫ちゃんは 重要な役まわりみたいで 名前が分るのはラストです、
猫ちゃんの名前は 暗示的で この話のテーマを意味してる気がしました!
結構 演技達者だったりするのですよ~この猫ちゃん 


生計を立てること = 音楽活動とは 両立しなくて、 もがく主人公の痛みも
良く伝わってくる。

しかし  音楽は お金とは無関係に 仲間と 試行錯誤して演奏してる時が、
一番楽しいのかな。そんな点も作り手は踏まえ、 だからぶん殴られても主人公は めげないよね!
陰惨な映画ではないし、お笑い部分もあります。

現在、仕事休み日は オヤジバンドや弾き語りで ライヴハウスで活躍する
お父さん世代に 捧げた映画とも言えるのでは・・・・


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読書 
   浅田次郎 「降霊会の夜」 朝日文庫

秋の軽井沢が舞台 初老の男性が主人公
途中までは 回想録の感が強いが 中盤から イッキに交霊会らしい展開に!
軽井沢は行った事はないですが、鬱蒼と草木が生い茂る森が至る処にあるのかな、
ゴルフ場や政界&芸能人の別荘が多い印象がありますが。
中盤から加速して 怪談話として 一気に読めました。
戦後すぐの 東京を知らない私には 主人公の小学生時代の話が
とても印象に残りました。
ホラー嫌いな方でも大丈夫、抒情的要素が多く 主人公の戦後復興から今に至る 回想録としても楽しめます。 
 
 

上の動画は 公開当時の予告編

映画「世界の果ての通学路」(2014年公開作品) 
これは、見逃してた作品、ようやくDVDで観れました!

パスカル・ブリッソン監督
ストーリー(解説)
ケニアの15kmもの高原を駆ける少年やパタゴニア平原を馬で通学する兄妹、アトラス山脈を越えて寄宿舎学校に向かう少女、幼い弟たちに車椅子を押してもらい 舗装されてない道を行く少年。彼らの道中を追いかけながら子供たちのたくましさを見つめる。
                         ぴあ映画生活  から引用

写真 下 ケニアの高原、象の群れを避け、学校へ向かう兄妹


写真 下 平原を馬で通学する兄妹




写真 上 アトラス山脈を越え寄宿舎学校に通う少女たち



写真 上 弟たちに車椅子を押してもらい悪路を通学する少年

感想:困難な通学路を 少しもめげずに通学する  子供たち、笑顔がステキ!

すごい危険ある通学路なのに~かえって見る側が 励まされます。

悪路を乗り越え学校に向かう 各地の少年少女たち、いったいどんな夢や目標を持ち
勉強に励むのか 知りたくてたまらず 最後まで観ていました。
勉強って 受け身の気持ちじゃ実につかないね、彼らを見てるとつくづく感じました。


ドキュメンタリーのようですが 作られた?と思える個所も感じたけど、やはり
ラストに 登場した子供たちの将来の夢、就きたい仕事等 各々コメントする場面が出てきて
彼らの肉声が聞けて 良かったです。
絶対 自分の夢(目標)を実現してほしいな!

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

2月から見たい連続ドラマ
2月28日(土)夜9時から テレ朝 で始まる「スペシャリスト3」

主人公 宅間 は冤罪の為、服役歴あるものの、今は刑事に復職、一見軽そうな主人公と
思ってたけど、実は自分がまきこまれた事件の真犯人を 今もひそかに調査してる様子。
これから 真犯人を見つけだせるのか、注目のシーズン3 楽しみにしてます。

一見クールな宅間善人(草なぎ剛) & 熱血?刑事 姉小路 千波(南果歩)  二人の会話も面白い!


映画「ダウト ~あるカトリック学校にて」(2008年作品)DVD鑑賞  

パトリック・シャンディー監督
キャスト:メリル・ストリープ(シスター アロイシアス)
     フィリップ・シーモア・ホフマン(フリン神父)
     エイミー・アダムス(シスター ジェイムス)
頭を使う、観る側は いろいろ考えさせられる映画でした。あまり後味も良くないにも関わらずレンタル返却前に2回観てしまった!
エイミー・アダムスの演技も上手かった。
ヴィオラ・デイヴィス(生徒の母親役)も熱演でした。
そしてストリープ と ホフマン の 白熱演技バトルには圧倒されました!

あらすじ&感想
1960年代アメリカのカトリック系学校が舞台(生徒の年齢は中学~高校、男女共学 )
校長のシスター アロイシアスは フリン神父が唯一の黒人生徒ブライアンと不適切な関係にあるのではと、疑いの目を向けていた。
校長シスター アロイシアスは厳格で教育指導も厳しい。一方のフリン神父は 指導も優しく
生徒には人気もある。
ある日 ブライアンの担任シスター ジェイムスは 神父の執務室から酒くさい状態で出てきて
授業に戻った生徒ブライアンに気づき、校長に報告。
この事態で フリン神父は 校長に尋問され 説明を求められるが・・・

写真 上 フリン神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)と生徒たち

緊迫する舞台劇を観てるようです。演劇好きな方は、話の展開が分ってても 十分楽しめます。

以下 多少ネタバレ
礼拝堂のフリン神父の説教「寛容について」とか「噂について」など、分りやすく
的をえた話で 、これを聞いてると 観てる側は(私は)つい神父の肩を持ちたくなってしまう。校長は厳しすぎ、
疑いすぎではと思ってしまう。これは校長と神父の間に立つ、シスター ジェイムスとて同じでしょう。
あきらかに神父と生徒の仲を 暗示する場面も出てくるが 、それでも徹底攻勢の規律に厳格な校長シスターアロイシアスにはなぜか 私は共感できなかった。2回観た理由の1つもこれ。

この時代60年代は まだ女性司祭の存在が認められてなかった。 校長シスターアロイシアスは 上司である司祭に報告して許可がでないと、フリン神父に退職や罰則を与えることができないという点は見逃せない。

フリン神父も 狡そうな表情を時折見せます、何かわけありと勘繰りたくなりますね。
結局 狡猾さには 校長の直球型の追及では 罪を暴くことはできない、普通の社会と同じなんですね。学校外の第三者の判断が必要だったのか?否か?考えさせられます。

ラストでは 栄転?で フリン神父は学校を去って行きます。そして校長は  猜疑心を止められない罪悪感と 嘘の証言をねつ造し報告したことを
シスタージェイムスに 懺悔するような形で終了。
この辺りも宗教に疎い為、わからない部分もありました。信仰と犯罪(生徒に対する罪)とは 分けて 考えないと、つくづくややこしい話だと思いました。

難しい映画です、でも出演者たちの 演技に圧倒され観てしまいました。
脇役のエイミー・アダムスも重要な役どころを 見事演じてます。
(アダムスは最近の 映画「ビッグアイズ」では主演です)


ちょっと重い話ですが
私のように、以前のアダムスの演技興味ある方にも お勧めの作品「ダウト」です。゚・


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読書:
新作出るたびに、つい読みたくなる文庫本のシリーズがあります。それが
畠中恵 しゃばけシリーズ最新「ひなこまち」(新潮文庫)

長崎屋の病弱な若旦那と その離れに住みつく妖たちが巻き起こす騒動
毎回楽しみなこのシリーズ

今回は 特に、冒頭の話「船箪笥」 怪談めいて こわ面白かったです。
表題の 「ひなこまち」 これは特に若旦那の これから先の恋を暗示するような
娘さんも登場、次回作に期待が湧きますよ!