AI搭載咽頭内視鏡システムnodoca

 


当院ではAI搭載咽頭内視鏡システムnodocaを備え付けており、インフルエンザウイルス感染症の診断が従来よりも①早期から②短時間③苦痛なく行なえるようになりました。


nodocaは、咽頭の画像と体温や自覚症状などを総合的に判断し、わずか1分程度でインフルエンザの診断をします。
厚生労働省の承認が通り、保険診療で従来の検査キットによる検査と同額(3割負担で\1,000程度)で診断できますので、陽性であればインフルエンザ薬が直ちに、より早期から正確に処方につなげることができます。


①早い(発熱早期から&待ち時間が短い)
検査結果がでるまで15分ほど待機する必要がある従来の検査と比べ、十数秒という短時間で結果がでます。
従来の鼻咽頭検査では発熱から少なくとも12時間以上経過していなければ陰性と判定される可能性が高かったために翌日再来院を求められる手間がありました。これに対し、nodoca検査は発熱後すぐにでも正しい結果が出るとされています。
 

②痛くない!(鼻に綿棒を入れません!)
従来のインフルエンザ検査では、鼻の奥に綿棒をいれて、粘膜をこするため、痛みや不快感がありました。口の中に専用のカメラをいれて咽頭を撮影するnodocaでは、写真撮影するだけですので、痛みを発生しません。
 

③保険適応
保険点数は、従来の検査と同額(3割負担で\1,000程度)
 
専用カメラで撮影した咽頭の画像と問診データをAIで解析し、インフルエンザに特徴的な咽頭の所見に症状を合わせて診断します。 早く分かれば、すぐに薬を飲め、感染を広げない手助けにもなります。

その結果、患者さんはとても手間が楽になりました。

AIを活用した“痛くない検査”患者の負担軽減だけでなく効率の良い医療体制の構築につながります!


インフルエンザの症状は、
・突然の発熱(通常38℃以上の高熱)、
・頭痛
・全身倦怠感
・筋肉痛
・関節痛などが現れ
・せき
・鼻汁
・咽頭痛などの上気道症状が続きます。



インフルエンザは普通の風邪と同じように、安静にしていたら一般的に1週間〜10日ほどで症状がおさまることがほとんどです。
インフルエンザ薬を服用すると発熱の期間が短くなりますが、必ず服用しなければいけないわけではありません。

しかし免疫が低下したり、基礎疾患を持っている方は、合併症のリスクが高まりますので注意が必要です。


他にもインフルエンザの特徴的な症状には、次のようなものがあります。
 

・食欲がない
・筋肉痛がある
・最近、日常的に外を出歩くことが減った
・汗をかいている
・鼻づまりがある
・寒気がする


このような症状があったり、周辺やご家族で症状がある場合は、意識して早めの受診を心がけましょう!