『Sunday People』　

フランスのフットボール協会(FFF)は、今夏のブラジルW杯後の代表チームの監督としてアーセナルとの現行契約が今季終了後に満了を迎えるアーセン・ヴェンゲル監督(64)が加わることを望んでいるそうです。そして、ガナーズを長期的に指揮してきたヴェンゲル監督の後任として、現在リザーブチームを率いているマンチェスター・シティから、元アーセナルのMFであるフランス人のパトリック・ヴィエラ(37)の帰還に繋がる可能性がある、と報じられています。

EURO2016でホスト国として自身の母国を率いることは、今夏契約満了予定の「Le Professeur」にとって生涯の野望を果たすことになるだろうと解されています。

フランスの協会(FFF)はアーセン・ヴェンゲル監督に母国に帰って来ることと代表チームの新監督になることを求める、感情的な嘆願を行うつもりだ、とのこと。

FFFは2016年のEUROでホスト国を務める際に担当する指揮官としてヴェンゲル監督を望んでおり、アーセナルの上層部と大きなジレンマに直面した状況のままにあります。

フランス代表を率いることはヴェンゲル監督にとって常に自身の野心でしたが、自身のクラブとの契約がこの夏満了になる時に自身が留まることをガナーズに伝えたと指揮官は既に主張しています。

一方で『The People』によると、ヴェンゲル監督が自身の17年の治世に関して終わりの時を宣告していることが、エミレーツ・スタジアムへのガナーズのレジェンドであるパトリック・ヴィエラ氏の帰還への道を開く可能性がある、とみられているそうです。

ヴェンゲル監督のチームでボランチを務めたヴィエラは、マンチェスター・シティのU-21チームの監督として大ヒットを証明しており、自身の名前は最終的にウェンガーを引き継ぐ可能性がある指揮チームの一部として言及されている模様です。

検討されている1つの選択肢は、元代表MFに、経験豊富な指揮官と並んで役割を引き受けることが可能なヘッドコーチとしてヴィエラにフットボール・ディレクターへの任命をすることにあるそうです。FFFは理想的に彼らのユーロ2016年のキャンペーンを成形する時間を与えるために今夏のW杯が終了した直後に同職にヴェンゲル監督を望んでいます。

現在ブラジルW杯に向けてはディディエ・デシャン監督(45)が代表チームの指揮を執っていますが、彼らはW杯での結果に期待を持っていない模様です。

ヴェンゲル監督は常にガナーズに忠実なままでいましたが、このような重要なトーナメントでフランスを指揮するという誘惑は、抵抗するにはあまりに魅力的すぎるかもしれない、とのこと。

ヴィエラの指揮官としてのアーセナルへの帰還は、彼らのファンの間でヴェンゲル監督の忠実なサポーター達を落ち着かせるだろう、とのこと。

3度のプレミアリーグ制覇とFA杯4度の優勝に貢献して、90年代にクラブの全盛期を通してチームを導いたことで、これまでプレミアリーグを飾るに最も影響力のある選手の一人とヴィエラはみなされています。

ですがヴィエラ氏をロンドンに呼び戻すことはそう容易いことではないそうです。37歳の新進気鋭のコーチは、ヨーロッパの若手指導者の中で最も望まれている1人であるそうで、もう1つの古巣インテル・ミラノもヴィエラ氏を望んでいるそうです。加えてマンチェスター・シティも関係の深いフランス人を手放すつもりがないようです。

ヴェンゲル監督が去った際のBプランを持っているというアーセナルは、2度のドイツ最優秀監督賞を受賞したボルシア・ドルトムントのユルゲン・クロップ監督(46)、ガナーズの首脳陣に感銘を与えているというエヴァートンのスペイン人ロベルト・マルティネス監督(40)が挙げられているそうです。

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＜フランス代表＞【アーセナル】代表監督にヴェンゲル？後任にあのレジェンド？