サンテティエンヌ、決勝トーナメントへ

　ＦＣブリュージュと対戦を１対１で終了したサンテティエンヌは、最終戦のヴァレンシア戦を前に、決勝トーナメントへの出場を決めることができました。

　サンテティエンヌは、ペランが召集メーンバーに復帰しましたが、ダボの代わりに入っていたダヴィド・ソジェが右ひざを捻挫してしまいました。この試合も、ＣＦＡから若手を招集。センター・バックをヴァローとベナルアヌ、右サイド･バックには、先週のニース戦に引き続き、アンドルー、左サイド･バックには、この日キャプテンも務めたマチュイディが入りました。トップには、久々の先発となったジグリオッティとミララスの２トップ。左のウインガーにマツイ、右にパイエットゥ。守備的中盤を、マシャドとオークールが務めました。ゴール・キーパーには、ジャノです。一度も見たことのない先発メンバーで、非常に若い面々となりました。最年長が３１歳のジャノ、次に２８歳のヴァロー、２７歳のマツイとオークール。あとは、１９歳のアンドルーを始め、２０代前半の選手がプレイしました。

　このメンバーで、現在ベルギー･リーグ･トップのチームと対戦して、引き分けは上出来かと。あとは、リーグ戦での勝利を待つのみです。

最近のサンテティエンヌ。

　先週のニース戦に敗退して、ついに７連敗となりました。順位もとうとう２０位の最下位。アラン･ペランになって２試合目ですが、年内は仕方がないのかもしれません。ペランも手持ちの選手の能力を確認しなくてはなりませんし、何より、先発選手の怪我と出場停止が堪えています。メンバーが揃わないのでは、どうしようもないです。しばらくは我慢でしょうか･･･。

ルセイが去り、ペランが来る。

　監督のロラン・ルセイが月曜日に解任され、後任に、前のリヨンの監督、アラン・ペランが就任することが決まりました。１２日に就任会見が開かれる模様です。

　ＵＥＦＡカップでは、結果が出ていたルセイですが、肝心のリーグ戦で５連敗してしまったのがまずかったですね。ホームでの強さが売りでもあるサンテティエンヌが、ホームで勝てないのは危険信号かもしれないと思っていましたが、やはり解任されてしまいました。

　今年も、出だしこそ勢いがある攻撃で、期待させてくれましたが、３節でル・マンに負けた辺りから、またもや怪しい選手交代を始めました。昨シーズンと同じことを始めてしまいました。それが彼のやり方なのかもしれません。

　今期も、セット･プレーからの失点が目立ちます。その辺り、改善が見られません。１３節を終了時点で、すでに２０失点。これは頂けませんね。ピュイグルニエを逃したのが痛かったのかなと思わないでもないです。

　さて、アラン･ペラン。昨シーズンは、リヨンでリーグ･タイトルとフランス・カップを取ったにもかかわらず、解任されました。選手ともうまくやれていなかったようですし、何より、チャンピオンズ･リーグで振るわなかったのが原因でしょう。オラス会長の望みはそこにありますから。マルセイユでも、期待されて監督に就任しましたが、２年目の１月に解雇されています。その一方で、トロワをナシオナルからリーグ１にまで引き上げ、ソショーでフランス・カップを取っています。どうも、ビッグ･クラブとは相性が悪いようです。

　思うに、年内はあまりチームを変えてこない様な気がします。若い選手が多いですし、ペランも選手とコミュニケーションを取って、一人一人の選手を知らなければならないでしょうから。それよりも何よりも、崩壊している守備を何とかしないといけません。

　そうそう、９日のレンヌ戦の後に、スポーツ･ディレクターの就任が発表されました。ダミアン・コモリ(Damien Comolli)という人です。アーセナルでヴェンゲルと一緒に仕事をしていたそうで、２００４ー２００５年シーズンにスポーツ・ディレクターとして働いていました。その後、３年間、トッテナム・ホットスパーでジェネラル・マネージャーをしていたそうです。

怪我人。

　今週からリーグ１が再開します。２１歳以下の代表チームに行っていたダボ、マチュイディが怪我をしてしまいました。ついでに言うと、２１歳以下のユーロの出場権も失いました。残念です。

　ダボが腓骨骨折、マチュイディが内転筋を負傷した為、ナント戦を欠場します。

　好材料は、ランドゥランとミララスが復帰。ミララスについては、今期初めて完全な状態でサンテティエンヌの選手として登場することになるでしょうから、すぐにフル出場とのこと。

　骨折のダボは、３週間ぐらい掛かるそうです。ヴァローが復活しているそうなので、ダボの穴は十分埋められるでしょうが、マチュイディの穴をどう埋めるかですね。

　そうそう、イランが副鼻腔の手術（いつしたんでしょう？）の回復中の為、同じく、ナント戦を欠場します。

ベナルアヌ、２１歳以下のフランス代表に召集されました。

　２１歳以下のユーロ２００９のプレー･オフを戦うフランス代表に、ヨアン・ベナルアヌが召集されました。サンテティエンヌからは、パイエットゥ、マチュイディ、ダボの３人も招集されています。

　フランスは、１０日(アウェー、マクデブルク Magdeburg)と１５日(ホーム、メス Metz)にドイツと対戦。これに勝てば、２００９年にスウェーデンで行われる本選に出場できます。

　ヨアン・ベナルアヌの履歴がオフィシャル･ホーム･ページありましたので、ざっと書いておきます。

　１９８７年３月２８日、ガール県のバニョル－シュール－セーズ(Bagnols-sur-Cèze)で生まれました。フットボールを始めた頃は、アタッカーでしたが、守備選手に転向。２０００年、１３歳の時にサンテティエンヌの育成センターに入ります。そこで、センターバックとしてのトレーニングを受けます。その後、ＣＦＡでプレーをして、２００７年にサンテティエンヌと３年間のプロ契約を結び、２００８年１月１２日、対ヴァランシエンヌ戦でプロ・デビューを果たしました。

サンテティエンヌの対戦相手が決定。

　今日の抽選会で、ＵＥＦＡカップのグループリーグでの対戦チームが決まりました。

　グループＧに入り、ヴァレンシア(スペイン)、クラブ･ブリュージュ(ベルギー)、ローゼンボリ(ノルウェー)、ＦＣコペンハーゲン(デンマーク)の４チームと対戦します。

　昨シーズンの鬱憤を晴らすかのごとく、快進撃を続けるバレンシアがグループに入ったのは、面白いです。サンテティエンヌはあくまでチャレンジャーです。いい経験をして欲しいです。勿論、グループ･リーグを突破して欲しいですが、まずは、一試合ずつしっかり戦って欲しいと思います。

　試合日程は以下の通り。

　１０月２３日　ＦＣコペンハーゲン(アウェー)
　１１月　６日　ローゼンボリ(ホーム)
　１１月２７日　クラブ・ブリュージュ(アウェー)
　１２月１７日　ヴァレンシア(ホーム)

サンテティエンヌ、アディダスとの契約を２０１５年まで延長。

　ＵＥＦＡカップの試合前に、サンテティエンヌがアディダスとの契約を２０１５年まで延長したことを発表しました。

　少し前の Le Foot St-Etienne によりますと、サンテティエンヌのグッズ売り上げは、サンテティエンヌの予算の３パーセント、２００万ユーロを占めます。毎年１００万枚単位のユニフォームが売れているのだとか。アディダスとしても無視できない数字だと思います。

サンテティエンヌ、UEFAカップの第一回戦を突破！

　２日に行われたＵＥＦＡカップの第一回戦の２戦目、ホームにハポエル・テルアビブを迎えての対戦となりました。

　この試合、負傷していたタブラリディスが復帰、フェインドゥノの急な移籍により、デルニスが彼のポジションに入りました。左サイドにイラン。マツイが太もも裏の負傷の為です。モンソローも怪我の為、召集されていませんので、ベナルアヌがタブラリディスとセンター･バックを務めました。

　１戦目をアウェーで勝利しているので、気が緩むのを心配していましたが、ゴミスの２得点により、試合に勝つことができました。久々に、ゴミスの黒豹パフォーマンスが見られたようです。最後の一点は気の緩みですかね。

　これで、グループ･リーグに参加できますので、しばらくはヨーロッパの舞台に挑戦することができます。抽選会は１０月７日で、グループ･リーグは１０月２３日からスタートします。

　他のフランスのチームですが、ＰＳＧ、ナンシーも第一回戦を突破。惜しくもレンヌは、ここで敗退しました。

ウリ、アルルにレンタル。

　サミー・ウリ(Samy HOURI)が、今年もレンタルに出されます。行き先は、先日、同じようにレンタルに出されたジェシー･ムーランと同じ、ナシオナルのアルルです。

フェインドゥノ、ニヴァウド、カタールのチームに移籍。

　オフィシャル・サイトで、パスカル・フェインドゥノとバティスタ・ニヴァウドがカタールのアル・サード(Al Sadd)への移籍を発表しました。この時期に、フェインドゥノが移籍するとは意外でした。

　あと、第３キーパーのジェシー・ムーランが、ナシオナルのＡＣアルルにレンタルに出されました。