白血病ダイエット

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紅葉バスツアー

白血病ダイエット

ブログの更新をしばらくしていなかったけれど、

「今のところ」元気です。

この「今のところ」というのが、いつになったら取れるのか。

いや、永久に取れることはないのだろう。

人間なんて、いつ急に元気でなくなるか分からない。

だから、今がキラキラ輝く。


夏も思う存分遊んだ。

ブログに書かなかったけれど、夏フェスに2回行き、

新潟へ家族旅行に出かけ、


9月には京都へ、くるり主催のフェスに行き、

子どもたちの運動会や音楽会もあって、

忙しくも楽しい秋は過ぎた。



先月、夫と子どもたち、それから実家の両親と妹と、
紅葉を巡るバスツアーへ出かけた。
あいにくの雨模様だったけれど、遠足気分でウキウキ!

白血病ダイエット

最初は、もみじまつりが行われていた高幡山金剛寺へ。

(雨なので、兄妹はポンチョを着ておりました)

お昼ごはんに、豆腐のコースをいただいて、

次は高尾山へ。


白血病ダイエット


登りは、ケーブルカーで。

雨降りでも、お客さんはたくさん。

(晴れたらもっともっと混むみたい)


白血病ダイエット


「何が見える?」


白血病ダイエット


下りはリフトにて。

これが、けっこう怖くてキャーキャー騒いでしまった。



今年も、残りわずか。

とは言え、12月はイベント目白押し!

14日はアジカンのライヴ♪

15日は私の誕生日、20日は娘の誕生日、

クリスマスに年末フェスに大みそか!


明日は月に一度の血液内科の通院日。

今回も異常なく、12月をワイワイ過ごせますように!

暑中お見舞い申し上げます!


白血病ダイエット-summer2012


梅雨明けをしてから、

しばらく肌寒い日が続いていたものの、

またジメジメとした暑さが戻ってきて、息苦しいほど。


今日は、退院してから何度目かの、

月に一度となった通院の日だったので、

汗を拭き拭き、病院へ行ってきた。


血液検査の結果は特に異常なし。

白血球は7000を越え、好中球は5000.

今は特にこれといって治療はしておらず、

日常生活で気をつけなければいけないこともない。

このまま、このまま、このまま。

平凡な人生が続いていけばいい。



去年は、つるっぱげにヅラで、

ちっとも夏を楽しめなかったから、

今年は、たくさん遊ぶぞーっ!


ところで、今の私の髪型は、

思いっきり天然パーマ!

以前の私が持っていたような、

サラサラストレートのムスメの髪をとかすたびに

羨ましく思うのだけれど、

ま、生きていれば、髪型なんてどうでもいいか!


鎮魂 3月11日(日)

今年も、3月11日はやってきた。


去年のあの日は、職場にいた。

午後2時46分(正確には少し遅れて)、いつもと違う長い揺れに怯えていた。

その地震が起こる少し前に、ニュージーランドで、大きな地震が起こっており、

倒壊した建物で亡くなった日本人のニュースが心に残っていて、

このまま潰されてしまうかもしれない、と一瞬思った。


揺れがおさまって初めに考えたのは家族のこと。

夫は大丈夫か、息子は大丈夫か、娘は大丈夫か。

夫の職場に、息子の幼稚園に、娘の保育園に、

それぞれ連絡を取ろうにも、電話はつながらない。


揺れたのは、ここだけなのか、

それとも、どこかでもっと大きな地震が起こったのか。

しばらくしてテレビ画面に映ったのは、町を飲み込む巨大な津波だった。

当初、被害状況が把握できず、死者・行方不明者は数百人という表示だった。

それから、数千人、一万人を超え、

約二万人というとてつもない数の方々がいなくなった。



悲劇はそれで終わらない。

福島第一原発で起こった事故により、放射性物質が撒き散らされた。

住み慣れた故郷を離れざるを得ない人々、

放射能に怯えながら日々を送っている人々、

どんなに原発を憎んだことだろう。


私が住む埼玉にも、放射性物質は降り注いでいる。

なるべく関東地方産の野菜ではなく関西以西のものを選んだり、

水道水ではなくミネラルウォーターを飲むようにしたり、

少しは心がけているものの、きっと少なからず内部被ばくをしているだろう。


私は、白血病の治療中にレントゲンやCTを撮っているから、

浴びてしまった放射線量については諦めがつくけれど、

一番心配なのは子どもたちのことだ。

もう、外国に逃げたほうがいいのかな、なんて思うこともある。

(もし、私がお金持ちだったら、今頃はハワイあたりにいるのかもしれない。)



闘病中、

2011年3月10日に戻れたら、

そんな風に思うことが度々あった。

日本も私も、何ら傷つく前に。


震災後から「頑張ろう、日本」というスローガンが繰り返されていた。

勝手に、私に向けての励ましだと思っていた。

「辛くても、頑張っている人がたくさんいる」というのを、

抗がん剤の副作用や、感染の高熱でウンウンしているときでも、

心の支えにしていた。



一足先に、私は普段の生活を取り戻した。

もちろん、前とすっかり同じではなくて、傷を負ってしまったけれど。


働く場所があり、仕事ができること。

お腹が空いて、美味しいごはんを食べられること。

子どもの寝息を聴きながら、眠りにつけること。

当たり前のことが、特別になった。


被災した方々が「当たり前」を取り戻すには、

まだまだ時間がかかりそうだ。
家族を亡くした悲しみは癒えることがない。

けれど、心安らかな時間が、少しずつでも多くなってくれたらいい。


生きていれば、笑えることもある。

暗闇に光が射す日がやって来る。

そう、信じています。

通院 2月29日(水)

4年に1度の2月29日。

雪の朝。


ここのところ、気になっていることがあった。

左手の薬指の爪が、デコボコと変形してきていたのだ。

実は、昨年の4月ごろにも同じような症状があった。

今思えば、それは貧血のためだったのだろう。

治療が終わってからは綺麗な爪が生えてきていた。


まさか、また貧血の兆候…?

月の一度の診察の前には、いつもそのことが頭を過ぎる。



病院へ行く前、息子の幼稚園で「2月生まれのお誕生会」

というのがあったので、雪の中、車を運転して幼稚園まで行く。

コインパーキングに車を停め、園までは5分ほど歩く。

道路には新しい雪が降り積もり、

誰の足あともついていないところを歩くのは、大人でも楽しい。


到着するとすぐに「お誕生会」は始まった。

年長の「2月生まれさん」は王冠を被って入場。

私が行くとは知らせていなかったので(普段は仕事中)

息子は私の顔を見つけるなり、ニッコニコの笑顔に。

あぁ、雪の中来て良かったなぁ!


インタビュアーの先生にマイクを向けられ

「なまえ、なんさいに なったか、すきな どうぶつ」を答える。

息子はちいさなちいさな声で(もっとしゃきしゃき話せ!)

恥ずかしそうに答える(仕方ない、私の子だもの)

好きな動物は「ちーたーと らいおんと きょうりゅう」だって。



午後から、嫌な気持ちで病院へ。

まだ雪は降っているものの、さすがにピークは過ぎたよう。

駅から病院まで、タクシーに乗ってしまおうかと思ったものの、

雪という非日常な光景にテンションが上がったので、

テケテケ15分かけて歩く。

いつものように採血をして、診察を待つ。


待っている間、

採血の結果によっては骨髄穿刺(マルク)かも、とか、

悪いことばかり想像していた。

いつもより、呼ばれるのが遅いのは、

その準備をしているからではないか、とかね。

やっと名前を呼ばれ、深刻な気分で診察室に入る。


「変わったことはありますか」


…?


血液検査の結果は、今回も特に異常なし。

爪の変形についても聞いてみたものの、貧血の数値ではないし、

原因はよく分からないとのこと。

とりあえず、一安心。


結果が良かったので、美味しいものをたくさん買って帰る。

神戸コロッケの詰め合わせに、ドーナツに、マカロン!

安心すると、お腹が空くよね。

通院 1月25日(水)

今日は仕事を休んで、1ヶ月ぶりの通院の日。

昨年の10月13日に化学療法を終えて退院し、

最後に骨髄穿刺(マルク)をしたのが11月2日。

そこからは、月に1回血液検査をして様子を見ている。


どうも、通院日が近づくと、

ふとしたときに「再発」という言葉が気になってくる。

この頃、疲れやすいけどもしかして…。

ちょっと頭が痛いけどもしかして…。

あれこれ考えると病院に行きたくなくてジタバタ。



予約の時間は午後2時30分だったけれど、

一日お休みをもらったので、

午前中、気分転換に映画を観ることにした。

笑えてハッピーな気持ちになれるやつがいい、と選んだのは「きみはペット


白血病ダイエット


小雪さんと松潤主演でドラマ化されたこともある、

日本のマンガが原作のラブストーリー。

チャン・グンソクくんのプロモーションビデオか!

と、思うくらい彼の魅力がたっぷりの映像で、

いい目の保養になった。



やや晴れやかな気持ちで、病院へ。

採血は、いつも一度は失敗される。

血液内科の看護師さんたちは、寝起きのぼんやりしたところで、

ほとんど痛みもなく採血してくれていたのに。

彼女らは、本当に優秀だったのねぇと懐かしくなる。


血液検査の結果は、特に異常なし。

いつも低めで(L)マークがついていた赤血球も、

ようやく正常値の範囲内に。

せっせとプルーン入りのヨーグルトを飲んでいたからかな。

次の通院も1ヶ月後。

いつもの日々が続いていくように、ただただ願う。

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