すでに何日か経っているが、少しずつ思い出して書こう。

2月10日(水)晴れ

今日は朝からバタバタだった。
ばあちゃんの介護ベッドは昨日運ばれて、ベッドの説明と吸引機の説明を聞いてた。
体位変換が自動でできるマットレスの説明と痰吸引の機械説明をされた。
説明を聞いた後、母親はばあちゃんのいる病院に迎えに行った。

俺は、ばあちゃんが通る部分の片付けをしていった。
正直ばあちゃんは病院で入院中に、あと2ヶ月です。と言われていた。

家族と話し合って、ばあちゃんの最後を家で見てあげようという話になり、ばあちゃんを
在宅介護にする事になったが、正直怖い。

小さい頃から、ばあちゃんと一緒にいたから、弱ってるばあちゃんを見ると泣けてくる。

ばあちゃんは病院で入院中から、物が全く食べれなくなり、点滴を末梢から入れているだけで、延命治療はやらないと
母親が決めた。

昔から物を食べるのが好きなばあちゃんが、なにも食べれなくて、延命するのは可哀想だという事だ。

ばあちゃんは、病院から介護タクシーに乗り、帰って来た。
車ではストレッチャーで、家に入る時は車椅子に乗ってきた。

最初に家に来たのは、訪問医療のお医者さんだった。
保湿剤とか処方されたが、なぜかばあちゃんの誕生日を間違えられた。

次に訪問看護の人。
医者もいたが、看護婦もきてちょっとバタバタし始めたが、そこにケアマネージャー。
俺が、もう少しヘルパーさんを入れて欲しいとケアマネージャーにお願いしたら、なぜか俺に対して、恫喝してきた。
自分が組んだスケジュールに対して、意見を言うとなぜか上からの立場で文句言ってきた。

そして母親が、ケアマネージャーの対応へ。

そして訪問介護がやって来た。

家の中は、医者、看護婦、ヘルパー、ケアマネージャーがうじゃうじゃし始めて、そこで井戸端会議を始めた。
あり得ない光景だった。

打ち合わせではなく、ただの話し合いだった。

初日はなんとか食べさせたいと思って、医者がいる時にプリンを口に入れたが、飲み込めず。

全員帰った後に、アイスを口に入れたが、やっぱり飲み込めず。

ばあちゃん、飲み込まないと。