David Guetta / Nothing But The Beat
評価点：
超豪華なゲストをフューチャーさせてしまう彼のプロデュース力はやはり世界一です。2年ぶりの新作を全世界中のファンが待望していたのは間違いない。この一枚でR＆B、ダンス、ソウル、ヒップホップなどを巧みにDJミックスしてしまう力量はすご凄すぎます。全てが名曲で捨て曲を探す方が難しでしょう。まだまだ残暑が厳しい日本に元気をくれる一枚です。
オススメ曲：ALL
Falling In Reverse / The Drug In Me Is You
評価点：
その独特の歌声で日本でも結構人気だった元Escape The FateのVo.（Ronnie Radke）が新たなバンドを組んで1ｓｔアルバムをリリースしました。随所にへヴィーなスクリーモはあるが、際立つ歌声でそこまで嫌な感じは受けないでしょう。4曲目のギターリフも結構すごいので生で見たくなるというのが正直な感想です。この夏にもってこいのバンキッシュな一枚ですので是非ともチェックしてください。好き嫌いには個人差があるので評価的にはこんなところでしょうか。
オススメ曲：①、⑤、⑥
Kelly Rowland / Here I Am
評価点：
ソロ活動から目覚ましい活躍と輝きを増している彼女の3ｒｄアルバムがようやく発売となりました。先行シングル「Motivation」が、ビルボードのR&B/HIPHOPチャート自身初の1位を獲得したことで更に注目されることとなった今回のアルバムでビヨンセをも凌ぐ存在となりうる彼女のキレの良いすっきりとした歌声に虜になってください。まさに最高傑作と言える作品なので買って損はないでしょう。
オススメ曲：①、②、③、⑥、⑦、⑨、⑩
Fair to Midland / Arrows & Anchors
評価点：
System of a Down（SOAD）の無期限休止を発表した時期から、1ｓｔアルバムが絶賛されていた彼らの2ndアルバムがようやく5年の歳月を経て発売されました。SOADファンはもとより、Vo.の並はずれた伸びのあるシャウトとゴリゴリのメタリックなサウンドのバランスが素晴らしい。メタルというよりオルタナティブ/カントリーロックに近いと言って良いでしょう。1ｓｔから相当経っているのでびっくりする人もいることでしょうね。SOADファンは是非とも購入リストに入れてほしい一枚ですね。
オススメ曲：②、③、⑧、⑫、⑬
The Horrors / Skying
評価点：
彼らのドリーミーな世界を三年ぶりに堪能といきたいところだが、何処か時代が過ぎ去った間のあるサウンドに感じてしまう。確かにサイケの使い方は絶妙ではあるが、どこかインパクトに欠けてしまっているのが少し残念なところだろう。ただ、この間の作成に注ぎ込んだ奥深い詩がなんとも彼らならではかなと思います。ミドルテンポながらサビまでの持って行き方と曲構成は褒めて良い部分かもしれません。8分35秒の長編曲の「Moving Further Away」は是非とも聞いてほしい。UKロックや落ち着いた曲調が好きな方にはツボ確実ですよ。
オススメ曲：⑤、⑥、⑧
Jimmy Eat World / Invented
評価点：
昔から極上のエモ・オルタナティヴ・ロックを弾き続けてくれる正に王道でしょう。全体的には、ミドル～スローテンポの爽やかで優しいオーラに包み込まれるような感覚に浸る部分と、随所に超キャッチーなサビが耳元から離れない4曲目の「Higher Devotion」など多彩な曲調が飽きをこさせない構成となっている。また、これだけのクオリティーの1枚に構成したプロデューサのMark Trombino（マーク・トロンビーノ）もさすがというところでしょうか。これから洋楽ロック、エモ、USロックを聴きたい初心者には彼らの1ｓｔから是非とも揃えて欲しいと思ってしまうほど最高の1枚です。
オススメ曲：①、③、④、⑤、⑥、⑦、⑧、⑪
ASH / A-Z Volume 2
評価点：
創造通りという印象が一番相応しいVol.2に纏まった。夏～秋を彩るメロディーラインが、ここまでのクオリティーだと甲乙を付け難いのが正直な感想です。一曲目の「Dare To Dream」から夢の詰まった華やかで弾けるような鮮烈な印象と中盤の夏模様を表現したミドル・テンポでキャッチーな歌声は、爽快且つ癒しのオーラに包まれて胸いっぱいになってしまいます。ただ、一つ注文をつけるなら終盤に中途半端な爽快さがやや残ってしまうところがちょっと残念なところです。しかし、クオリティーは間違いなく一級品ですので是非ともあなたもASH中毒になってください。
オススメ曲：①、③、⑤、⑧、⑩、⑫、⑬
How To Destroy Angels / EP
評価点：
2009年に活動休止を発表したNIN（Nine Inch Nails）のTrent Reznorが最愛の妻と新バンドを始動させ、遂に先行でEPがベールを脱ぎ解き放たれた。正にNINの良さがそのまま凝縮され、彼らの音楽性を突き進めていく姿勢が感じられる曲構成となっているように感じられる。ファンにはたまらない作品であること間違いないでしょうし、妻のMariqueenがVo.であるので、深みのあるエレクトロニカなサウンドと合わさってノスタルジックな雰囲気をより感じさせてくれる。安定感のあるデビューEPはフル・アルバムの前に必聴でしょうね。
Kele / The boxer
評価点：
ファンにとって残念なBLoc Party(ブロック・パーティー）の活動休止から、約半年たらずでソロ・デビューという満を持した作品。全体的な曲調は、正にダンス・ロック/テクノ・サウンドを主体としたBloc Partyとは似ても似つかない形ではあるが、ケリー(Vo.)の風通しのよい癒される伸びのある歌声は、バンド当時そのものである。ただ、サウンド自体に変化球がなく単調なダンス/テクノ・サウンドのリピートが多く、また前半の曲がやや退屈で飽きを感じてしまう面もある。そんな事は関係なくただ彼の歌声に惚れ込んでいる人には関係ないでしょう。これを聴いてしまうと活動再開を願うファンがより一層増えそうですね。
オススメ曲：③、⑤、⑦、⑧、⑨