夜花火。目次(テキトー版)。 | 墜落症候群

墜落症候群

墜ちていくというのは、とても怖くて暗いことのはずなのに、どこか愉しい。

 夜花火。

 昼の部。昼朝顔。

 親戚の女の子の一回忌を前にした友人にできることは何か。
 人付き合いが得意とは言えない私が、雀を救うにはどうしたらいいか。
 記憶喪失の黒服男と、自動販売機脇の少女の話。

 夜の部。夜花火。

 非常に丈の短い着物を履く若い女性に突然話しかけられたらどうしたらいいか。
 記憶喪失の俺が勘違いしていた事案と、記憶の回復。
 今宵決着の付く、一千年の戦いについて。
 ふと訪れる涙や、折り合いを付けて希望じみて進むある人生について。