1・カゲプロ! | 墜落症候群

墜落症候群

墜ちていくというのは、とても怖くて暗いことのはずなのに、どこか愉しい。

 カゲプロ!みたいな作品をやってみようと思う。
「はいはい皆さんこんにちは、カノだよ!」
「キドだ……っていうか、お前、誰に喋ってるんだ?」
「ええ? 視聴者の皆さんだけど……」
 いきなりメタらないでもらえますか? カットで。
「とはいってもねえ、このコーナーを紹介するには、お客さんのことを僕たちが見えてるってことにしないと無理な気がするんだけど?」
「まあそりゃそうだ、仕方ないな……」
「このコーナーは要するに作者が、カゲプロの人気にあやかりたいがために作ったんだよ!」
「いきなり生々しいな」
「まあもうホント、生臭坊主って感じだね!」
「スキンヘッドにしてるのか?」
「いやそういう意味じゃないんだけどな……相変わらず可愛いね、キド♡」
「↑上記のようにキャラ崩壊とかもちょくちょくあると思うので注意が必要だ。何ていうかな、この作者は色々とアレなんでな……」
「いやだなあ、本心だってば」
「その口元のいやらしいニヤニヤ笑いをやめろ!」
「いやだなあ、嘘だってば」
「それはそれで傷つく……」
「↑こんな感じでキドがたまに乙女になります。これ、カゲプロ想像小説っていう作者の二次創作の影響かなにか?」
「原作風の俺と想像小説の俺がお喋りするみたいな展開もあるだろう……つまり、カゲプロならなんでもありの殴り合いバトルみたいなもんだ」
「非常にざっくりとした説明ありがとう、キド」
「何か意味もなくお前を無性に殴りたくなってきたよ」
「……やってもいいけど、君のまな板とか揉むよ?」
「…………」
「……」
「……」
「……ごめん」
「っと! いう訳で~。始まったってことだよ、うん」
「よく誤魔化したねキド!」
「カノの変態死ね」
「誤魔化してくれよ!」
「いやだよ」
 はい。カゲプロ!シリーズ開幕です。原作の勢いもどこまで続くのか気になるところですが(ブラックジョーク)、なんかまとまったら電子書籍にでもしようかと思います。どうせまた売れないんだろ! そんなの知ってたもん!