世紀末胡乱神様信者。 | 墜落症候群

墜落症候群

墜ちていくというのは、とても怖くて暗いことのはずなのに、どこか愉しい。

 自称、世紀末少女の言うことにゃ、

「私核兵器のスイッチ押したから、

 あと3秒で世界は滅ぶの」

 そんなことを言いました。



 自称、天使のメンヘラ少女の言うことにゃ、

「キスをしてくれれば世界の栓が閉まるから。

 私の唇は、きっと世界の終わりに通じているから」



 手首に付けた傷が世界への愛だ。

 この痛みから、きっと世界との繋がりを証明出来るから。



 君の存在は小さ過ぎて、君が消えたところで、大きな世界は何にも傷付けない。



 さあさ、証明立てよう。君の胸にナイフでも突き立てて、何も変わらないことさ。



 いい加減に分かってるだろう?



 世界なんて小さ過ぎて、僕が消えたら、きっと大きな津波が起こることだろう。



 厨二病の少年は嘯き、笑い、そしてどっかで野垂れ死んだらしい。