真白地図。 | 墜落症候群

墜落症候群

墜ちていくというのは、とても怖くて暗いことのはずなのに、どこか愉しい。

 未知のキャンパス、広げてどこに行く?

 雑踏に混じって、うす汚れる。

 僕は君の興味の対象にはなりえない存在。

 悲しいけど、当然。

 まあそんな感じで、道化みたいに笑ってても、

 気が晴れやしないので、

 ナイフでも買って、君を殺せもしないので、

 手首を切れもしないので、

 ただ真っ白なキャンパスを、塗りつぶすのではなく切り裂いた。

 君には会えない。

 君には会えない。