1939年 MGM
とっても古い映画。でも、それを感じさせないくらいいい映画。
田舎に住むドロシーが、家ごと竜巻に飛ばされて、目が覚めたらオズの国。
んで、家に帰らせてほしいので、エメラルドの都にいるというオズ代魔王に会いに行く。
その途中で、脳みそのほしいかかし、心のほしいブリキのきこり、勇気のほしいライオンをお供に
その望みを叶えてもらうため大魔王に会いに行くが、大魔王は本当はいなかった。
子供向けだと思って油断してはいけない。これは深い。
ドロシーも小娘のくせして、意味深な発言を最後にかましています。
ストーリー:★★★★★
演技:★★★★★
音楽:★★★★★
感動:★★★★☆
197?年のリバイバル上映の際の予告映像
音楽
音楽最高。まず序盤にドロシーが歌うのが、Over the Rainbow「虹の彼方に」。いわずと知れた名曲ですね!歌詞もこれまた少し意味深です。音楽もいいけれど、この女優さんの歌が上手すぎる。
当時17歳といいますが、大人顔負けの歌唱力と美声で、うっとりするような美しさでした。
このジュディ・ガーランドという女優さんは、この映画で出世して、ハリウッドのトップスターになったのです。ちなみに、ライザ・ミネリのお母さんです。
今でも、音楽界や映画界では、古今無双の歌手と言われているそうな。
ミュージカル嫌いな人でも、これはおとぎ話的な雰囲気なので、あまり気にせずに楽しめると思います。
全米映画音楽ベスト100の第一位にも選ばれた「虹の彼方に」
演技
演技ですが、全員文句なしにうまい。特にかかし、ライオンの演技が最高ですね。もうあれは、人間じゃなくて、かかしとライオンにしか見えません。かかし役の人は、「自分はかかしをやるために生まれてきたんだ」なんて言っちゃうくらいに、はまり役だったみたいですね。
あとは、トトもいい演技してますよね。そしてドロシーの初々しい演技はかわいすぎる!
あとは、きたの良い魔女は、50代の女優さんといいますから驚き!
演出
最初はモノクロ(というよりはセピア)ですが、ドロシーがオズの国に入ったところからカラーに切り替わり、ドロシーがカンザスに帰ってくると、またモノクロにかわるという、しゃれたことがしてあります。
これは、とってもいい演出だと思いきや、実は、お金がなかったからしょうがなくやった苦肉の策らしいですね。
当時は、カラーは可能でしたがまだまだ高価だったため、映画予算によっては、モノクロで我慢しなければいけなかったのです。
当時の作品では、1930年代なのに全カラーだったり、1950年代の映画が全モノクロだったり、不統一なのはこういう理由なのです。
また、セットはすべて手作り。なので妙なリアル感があります。実際にこんなセットの中で演技したんだーと思うと、とてもワクワクしてきます。
こぼれ話
この映画の中でドロシーが履いたルビーの靴は、最近オークションで4000万円ほどで落札されたそうです。


































