6月8、9日 大体23時頃に、レスタス半錠を服用。


車を置いてきてしまった為に、同行者と一万歩早足で歩く事があり、発作を起こしかけるかな、と思ったが、「そうなったら仕方がない。大の字になろう。でも待て、朝飲んだナイアシン!どうした!」と思っている内に、嵐が過ぎた。


直ぐに地下鉄へ向かう。


ホームへ行き、これまた暫くお目に掛からなかった切符を手にした。


あれっ、キヨスクが無い。


しかも前より場所が広く取られ、コンビニになっていた。


コンビニは便利だけど、何か、こう、自分の中にあった駅の風情がサラサラと崩れていく。


ぎゅうぎゅう詰めの中から、何とか爪の先で角を引っ掛け、のど飴を買った。


中に居るオネーサンも、手は貸さずに黙って見守り、飴が列から離れた瞬間に「100円です。」と声を掛けられる。


ただ、馴染みになってくると、挨拶し合ったり天気の事を話したり、取り留めのない遣り取りが好きだった。


その駅のコンビニもキヨスクと同じ形態をしていたが、何かこう、しっくり来ない。


ああ、キヨスクは紺色の制服だった。


紺色の制服を着ているだけで、勝手にお堅い方と決めつけているが、まぁ、お堅い方が職務中に、少し笑みを浮かべるだけで嬉しいと思う自分は、、、まぁヨシとして、少しだけ感傷に浸りながら、ゲートを通過。


あれれ?へんだぞ?


何も起こらない。


発作は何処へ?


地下鉄がホームに滑り込み、扉が開く、当たり前の様に乗る。


暗闇を走る中、自分の顔がガラスに写り混む。


意外に、元気そうじゃないか。


もっと、こう、ゲンナリと疲労感と悲壮感を浮かべているのかと思ったから、意外だった。


目的地に着いたが、何の問題もなかったが、ただ、急に排便感が強くなりトイレに行く。


何ともなかった、とは言うものの交感神経は暴れていたのだ。


駆け込む程ではないので、近くの商業施設に入り、「つまらぬ物ですが、詰まらない様に願います。」と、お土産を置いてきた。


序でに同行者が空腹を訴え、飲食店に入る。


此方は食べたくないけれど、いやぁ、心配掛けたくないしなぁ、で、入店。


何だ、食べれるじゃないか。


逆に足りないかな?


すいません、フレンチフライ、サラダの追加お願いしまーす、と、同行者。


食べれるでしょ?と言われた時には、抱き寄せ「おおぅ、心の友よ!」と言いたくなったのは、グッと堪えた。


用事を済ませ、行きと全く同じ様にで帰路に着く。


自立神経の波は凪いでいる。


パワフルな同行者に感謝した。


十数年、自動車運転ばかりで地下鉄に乗ることなんてなかった。


いや、無意識に避けていたのだ。


これこそ森田療法だ。


しかし、レスタス半分で、こんな感じだから、断薬したらと今から恐怖を覚えるが、意外に「やった!」と言いながら、日が経つにつれ喜びが薄れていき、20年振りの感覚を当たり前の様に取り戻して行くのだろうか。


そしてパニック障害だった、と遠慮も何もなく公言出来る様になれるのかも知れない。


有難い事に、芸能人の方々がパニック障害と告白された事により、その病名は広く知られる事となった。


誰でも罹りうる疾患であるが、どうにも、未だ未だ自分が暮らす環境や地域では、パニック障害という名前を出せば、白い目で見られるのが現状だ。


故に、自分はパニック障害であることを隠しながら生活している。


聞かれない限り、話す必要もない。


現に、友人の部下達が鬱病とパニック障害で休職し、辞めた話を聞いたが、友人は「甘えている。精神が弛んでいる。面倒くさい。」と言ったのだ。


少し話を掘り下げて聞くと、友人がパワハラにモラハラをし、二人が疾患を抱える事になってしまったのだ。


他人の将来をパワハラやモラハラで潰す事は、決して許されるものではない。


注意をしたが、本人にはパワハラやモラハラをした意識が無い。


こうなっては、堂々巡りになる事は目に見えていた。


頭の片隅で、友人と話ながら「病気の事を言っても理解して貰えないし、して貰おうなんて思わない事だな。」と思った。


その後、友人から連絡が来ても、自分からは、しない。


自分がパニック障害だからではなく、新入社員を育てねばならないのに、上司だからと私生活までに及ぶ発言をしては、自分から言わせれば、在籍年数が古いだけで頭の中がアップデート出来ていない人である。


因みに、こういう人が「パワハラ・モラハラ相談窓口」にいる事が多いのは、悲しいかな、事実だ。


だから、諦めで何も言わずに会社を去る人も多い。


自分も友人に、治ってもパニック障害だった過去は、言わないでおこう、と決めている。


そもそも、パニック障害に罹っていたことすら、聞かれなければ思い出さない位に、忘れていれば、治った状態になるのだろう。


昨晩、デジタルスケールが届いた。


アホだから、2mgを計れるスケールったら、最低でも7万?高い…、と嘆いていたが、2mgは成分の事だと後から気が付いた。


2000円台で買えて良かったが、0.001単位が置く場所を変える度に変わってくる。


水溶液も考えたが、溶け残りが出そう、後片付けが面倒、残りは取り置き出来たとしても、残りの分から計算するとなると頭がこんがらがる所か、ハラホロヒレハレになるに決定だ。


先ずはドライカット一択。


3週間は1mgで、ボチボチ行こう。


桃栗三年柿八年、レスタス十三年、パニック二十年。


くーっ、泣ける!


減断薬に焦っても仕方がないし、後は体調との相談。


減薬開始、又は体調に変化があったら、また、ブログに記載。


こんな小さな1mgに翻弄されっぱなしなのさ、baby!