2回目のお泊りで
結ばれた2人
でも
誰にも
話す事も出来ない
誰にも喜ばれはしない
私は
本当にこれで良かったの?
心の中で
何度も何度も
繰り返している
彼の口から出てくる言葉は
やっと
俺の愛してるが
わかってくれたんだね
受け入れてくれたんだね
彼との
温度差を乗せたまま
車は
来た道を走って行く
車の中で
いつものように
ハンドルを握ってない
左手は
私の右手に
重ねられている
この愛を
手放しで
何の障害もなく
受け入れる事が出来たなら
こんなに
幸せな事は無い
何にも考えずに
広い
腕の中に
広い
心の中に
飛び込んで行きたい
でも
その腕の中にも
心の中にも
私より前に
私が
彼を知る前から
もう1人の女性がいる
奥様
嫁
家内と
呼ばれる人が
だから
全てを見せたらいけない
心を開いたらいけない
甘えたらいけない
全てを好きになっても
愛してしまってもいけない
そう
心に刻み
私は
全てを預ける事は
しない
出来ない
そう考える私を乗せて
高速道路を走り続ける
自宅がある
見慣れた風景が
やがて見えてくる
車を降りるとき
また
「誘っても大丈夫?お泊り?」と
聞く彼
また
抱かれたらダメだよ
心の中で首を横に振っている
どんどん好きになると
なにもかも
ダメになっちゃうよ
抑えきれなくなっちゃうよ
と
心で呟きながら
「はい」
と返事をしている私
彼を
やっぱり愛している