学生時代に食べていたインスタントラーメンのパッケージを何となく残していた私は、昭和６０年頃からパッケージ欲しさに結構たくさんのラーメンを食べるようになりました。近所のスーパーやショッピングセンター、お米屋さんなどを覗いては購入していました。
マルちゃんやサッポロ一番などの大手のメーカー品以外にも、全国各地には規模が大きいようで販路の広いメーカーがあり、地元静岡にも北海道や九州、関東などの商品が並びます。
私は、フと思いました。「そう言えば、静岡のメーカー品が見当たらないナ」 と感じたのです。県内をくまなく探せば見つかるのかもしれませんが、地元のスーパーでは見かけませんでした。
そんな中、一種類だけ裏面に静岡の所在地の記載された製品を見つけました。「これは珍しい！」 と思って残しておきましたのでご紹介します。１９８６年の製品です。
静岡県浜松市にある、【住岡食品株式会社】が製造しています。しかし、この会社は受託加工の会社で、メーカーからの依頼で麺を納入するだけのようです。自社ブランドの商品は作っていないようです。
住岡食品株式会社
クミアイ しょうゆラーメン
この一種類だけがインスタントラーメンの棚に並んでいました。静岡県経済連のブランドとして販売されています。１９８６年の事ですが、この後も（クミアイラーメン）として、デザインを変えて販売が続くようです。
昭和６１年１１月２６日 製造
粉末スープ
こちらのパッケージはごく一般的なインスタントラーメンと同じく、目立つ赤色基調にラーメン鉢が描かれています。しかしこの後、多分 ’９０年代に登場したらしい製品は、レトロでポップなデザインです。
同じく【クミアイラーメン】と書かれています。製造年月日が分からないのではっきりしませんが、どうもこちらの方が上でご紹介した商品より後に作られているようです。デザインはよほどレトロで、興趣をそそります。
【酪農ラーメン】と書かれた商品も見つかりました。画像を見る限り、こちらは住岡食品の自社ブランドのようです。あるいは、畜産組合とか酪農組合とか言う、畜産関係の協同組合あたりの製品なのでしょうか？。
ネットから画像をお借りして参考にご紹介します。
クミアイラーメン 酪農ラーメン
地元で見かける事はありませんでしたが、こんなデザインが私は好きです。現在見られないのが残念です。
こんな面白いデザインが見られるのなら…、そう思って調べてみました。残念ながらこのようにレトロなデザインは見つかりませんでした。全国各地、色々な所に納入しているようで、東京のお肉屋さんではカレーラーメン、千葉の健康食品会社や生協などでも見られるようです。
さて、県内ではどうだろう？、と思っていたら市内のショッピングセンターで一種類見かけたので購入しておきました。醤油ラーメンと二種類ありましたが、玄米ラーメンしか購入しませんでした。
静岡にある、【こだわりの味協同組合】のブランドのようです。
静岡産小麦の玄米ラーメン
県内では【掛川花鳥園】で販売している商品がある事を知りました。せっかく県内なのだからと購入しました。
ハシビロコウラーメン 塩味
静岡県にある、伊豆シャボテン公園で飼育されていたハシビロコウが最近死んだというニュースが流れ、ちょっと騒がれました。全国、７ヶ所で飼育されているそうです。
以前のデザインはイラストで描かれていたようです。
オオハシラーメン しょうゆ
写真はオオハシの中でも大型のオニオオハシです。中南米の熱帯雨林に生息するキツツキの仲間で、掛川花鳥園では人気者のようです。
掛川花鳥園のオリジナル商品はこちらの二点のようです。他にも県内では伊豆シャボテン公園にカピバララーメンがあるようです。
鳥好き用ラーメン セキセイ
愛知県のキリマルラーメン（以前のキリンラーメン）で有名な、小笠原製粉の商品です。ラーメン自体は住岡食品の製品と書かれています。こちらも掛川花鳥園で購入しました。販売していたのはこの一種類だけです。
裏面には、キリマルラーメン×ことりカフェと書かれていて、コラボレーションのようです。
ことりカフェは住所が大阪になっていました。このほかにも文鳥やインコなど、合計４種類のコラボラーメンを用意しているようです。こちらのセキセイラーメンと併せて、折を見ていずれご紹介しようと考えています。
購入したばかりなのでまだ食べていません。開封前を写しました。