学生時代、東京で暮らしていた私はいつも同じインスタントラーメンのお世話になっていました。それらを何となく一枚づつ残していましたが、卒業後はほとんど食べなくなりました。
パッケージが欲しくていろいろな種類を食べ始めたのは昭和60年(1985年)頃からです。パッケージはメーカーごとにファイルブックに収納していますが、全国各地の中小メーカーの製品はまた別に纏めています。
当時は全国のご当地ラーメンがマスコミに紹介され始めた頃で賑やかでしたが、私は取り寄せてまで集める事はしませんでした。地元のスーパーや出かけた先で手に入るものばかりを集めたのです。
北海道や九州などのメーカーでも、販路の広い大手のメーカーはいつも見られますが、中にはポツンと一種類だけ販売されることもあります。その中からいくつかと、沖縄で購入した製品をご紹介します。
ヒガシフーズ チキン風味ラーメン
みそ豚骨ラーメン
この頃、琉球煙草の関係で二年ほど続けて沖縄を訪問しています。その時スーパーで見かけた製品です。丁度オキコラーメンが製造中止の時期で手に入らなかった事は【オキコラーメン】の回で述べた通りです。明星、マルちゃんの沖縄そばと同時に購入しています。
裏面には【ヒガシマル】と書かれていて、当時は淡口醤油を製造販売の会社だと思っていました。私も調理に従事していますので、【ヒガシマル】と言えば淡口醤油なのです。しかし住所を見ると鹿児島県の会社なので違う事が分かりました。ネットで調べてみると、他にもいくつかの製品が作られているようです。
色や味は薄めだけど、だしが効いていてコクがありとても美味しいラーメンでした。こんな製品に出会えるのがご当地ラーメンの良いところだと実感する製品でした。
1998年9月12日 製造
粉末スープ
1998年9月13日 製造
スープ
シマダヤ 恵比寿ラーメン
地元のスーパーでこの一種類だけ見かけました。ネットで調べると、みそラーメンも同時に用意されている他、浅草ラーメンとかいくつかの製品が作られているようです。しかし地元では見かけていません。醤油のしっかりと効いたコクのある風味でした。静岡東部の私には懐かしくて、好きなタイプです。
1989年10月30日 製造
スープ
鳥志商店 辛子明太子 博多ラーメン
製造しているのは【鳥志商店】で、福岡県浮羽郡にある会社です。これも突然地元の大手スーパーの棚に、一種類だけ並んでいました。九州の他のメーカーも見られるのですが、こちらの会社はこれ一つでした。
他にもいろいろな製品が作られているようで、きっと九州では普通に販売されているのでしょう。
麺のゆで汁とスープを別に作るよう、裏面に説明が書かれています。しかし生めんではなく、乾燥めんなのでインスタントラーメンと言えるのだと思います。
1989年4月19日 製造
スープ かやく
ヤマダイ株式会社 横浜チャーシューメン
茨城県結城郡にある【ヤマダイ株式会社】の製品です。これも一種類だけスーパーの棚に並んでいた製品でした。他にもいくつか袋めんを作っているようですが、カップ麺の方が主流のようです。
私は高校生の頃、この会社の【ニュータッチヌードル】と言うカップ麺が大好きでした。友人たちを含め、地元の主流は日清カップヌードルか金ちゃんヌードルでしたが…。懐かしさからここでご紹介しているようなものです。
昭和60年2月28日 製造
スープ かやく
宮商事株式会社 みそ煮込み
味噌煮込みうどんが浸透している愛知県名古屋市の会社です。きしめんの煮込み用になっています。こちらも地元のスーパーで一点だけ見かけました。地元では、愛知県は【寿がきや】だけはよく見かけます。
粉末スープ だしの素
初めの【ヒガシマル】は沖縄で購入していますが、その他の製品は地元で購入しました。それぞれ製造している各地では普通に販売されている商品なのでしょう。しかし私の地元静岡では、ひょっこりと姿を見せた珍しいラーメンだと言う事で、数ある中からいくつかご紹介しました。