インスタントラーメンは、私が幼稚園の頃から常に家にありましたので、幼い頃の思い出は多くあります。何より美味しいのでよく食べていました。当時の銘柄はどれも懐かしくて思い入れも大きいので、何でも集めたい私の趣味心をくすぐります。子供の頃のパッケージを残しておけば…、と残念でなりません。

 

先代は洋品店でしたが大変な新しもの好きで、発売当初からインスタントラーメンには凝っていたようです。洋品店は母親が主に担っていましたので、食事などの仕事軽減の意味もあったのかもしれませんが、初期からラーメンが我が家にあった第一の理由は、何より父親のインスタントラーメン好きにあったようです。

 

私が幼稚園の頃には色々な銘柄を食べていたと思いますが、今も名前を覚えているのは三種類だけです。【チキンラーメン】 【ピヨピヨラーメン】 【ハイラーメン】です。

 

中でも【ピヨピヨラーメン】には思い入れが大きいのです。家には【チキンラーメン】と一緒にありましたが、私はどうも味付け麺が好きではなく、より美味しく感じた【ピヨピヨラーメン】の印象が刷り込まれたのでしょう。小学1年の頃、いつもピヨピヨラーメンと叫んでいて、チキンラーメンが嫌いだとしっかりと認識していました。

 

サンヨー食品様に【ピヨピヨラーメン】の画像がありますので、お借りして掲載します。

(ピヨピヨラーメンと言う名前だけは刷り込まれていましたがデザインは覚えていませんでした。)

 

 

しかし【ピヨピヨラーメン】の販売期間はそんなに長くはなかったようです。小学3年生の頃には、私が自分で良く作っていたのは【ハイラーメン】に変わっていました。そしてその味が大好きでした。

 

どんぶりに麺と粉末スープを入れて熱湯を注ぎ入れるだけでしたが、これが美味しいのです。麺は丸型なので、どんぶりに丁度収まります。私は鍋に入れて数分煮る事が一般的でした。。こちらが捨てがたく、その時の気分で調理していました。(鍋で煮る方が格段に多かった)

 

勿論その頃のパッケージはありません。私は学生時代東京で生活していた頃に、お世話になったインスタントラーメンのパッケージを記念に残すようになりました。(いつも食べていた、僅かな銘柄だけですが…)

 

【ハイラーメン】は地元に戻ると良く購入していましたので、20歳代半ば以降のパッケージは残っています。その中から、パッケージや裏面表記の変化を並べてみます。これまでの全ての変化と言う訳にはいきませんが、私が 「おやッ?!」 と気付いた程度の変化で、適当に残しておいた、各年代のパッケージです。

 

 

 

 

 

            日付     56.12.18 製造 Ⓐ 

 

  

 

昭和56年(1981年)の日付で、印刷色がまだ二色の時代です。マルちゃんのマークは古いタイプの笑顔で、裏面左上のマークは黄色地になっています。裏面の右下に印刷されている社名は赤色です。これは販売初期から続く色遣いで、経費節減のために色はまだ赤と黄色しか使用していない時代です。

 

             この時の粉末スープの袋は残していません。

 

 

 

 

             日付     62.8.29 製造 ②

 

  

 

マルちゃんのマークは変わらず古いタイプの笑顔です。1986年から順次、新しいマルちゃんマークが登場しています。こちらも、このあとすぐに変更されたと思います。

 

裏面左上のマークが、赤地に黒のマルちゃんに変更されています。その上、右下の社名も黒に変更されています。赤、黄色、黒の三色使いになりました。この時代にはバーコードも印刷されています。バーコード印刷のために黒が加色されたのかもしれません。

 

                    粉末スープ

 

 

 

昭和62年(1987年)から2000年までかなりの空白期間があります。この頃、商店街だったのですが家の近くにはハイラーメンを扱う店舗がなくなってしまいました。

 

 

 

 

            賞味期限    2000.11.9  / A

  

   

 

パッケージデザインが変更されていて、マルちゃんマークも新しい笑顔になっています。裏面の、赤地に黒のマルちゃんは黄色地に赤の配色に戻されています。この頃は日付けが製造年月日ではなく、賞味期限に変更されています。裏面右上に標準栄養成分表が印刷されています。

                    粉末スープ

 

 

 

 

 

 

 

             賞味期限    02.4.10  / A 

 

 

 

表面から、≪本場の味≫の表記が無くなっています。裏面右側に【プラ】のマークが入っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

             賞味期限    05.8.24 / 3

 

  

 

袋のサイズが小さくなり、切り込みが入れられて裏面には(あけぐち)の文字が印刷されています。表面には変化がありませんが、裏面の【プラ】の横に外装と粉末スープの処理の区別が書き込まれています。

 

      粉末スープの袋の色は同じ青ですが、【プラ】の文字が印刷されています。

 

                    粉末スープ

 

 

 

 

 

 

 

              賞味期限   06.3.23 / 3

 

 

 

1年後の2006年のパッケージです。パッケージのデザインに変化はありませんが、粉末スープの袋の色が変わっています。茶色ですが【プラ】の印刷が見られません。その代わり、横に【マジックカット】の文字が印刷されています。

                    粉末スープ

 

 

 

 

 

 

 

 

           賞味期限    09.10.24 / 3 M 3

 

  

 

表面の上側に《なつかしの味》と印刷されています。裏面の標準栄養成分表の形態が変わり【プラ】の位置も中央上に印刷されています。その下には【移り香注意】の文字も見られます。

 

左上には新たにアレルギー表示も印刷されています。そして上下のストライプが消えました。ストライプでは(あけぐち)用の切込みが目立たなかったのでしょう。

                    粉末スープ

 

 

 

 

 

 

 

          賞味期限    18.8.19  GQ 40  M 2

 

 

 

期間限定で発売された、発売55周年記念の復刻版パッケージです。2017年7月17日から販売されていました。

 

小学生2年から4年生の頃、最も多く食べていたのですが、デザインは全く覚えていませんでした。このマルちゃんマークが初代で、1962年に登場して1970年まで使われたようです。

 

                    粉末スープ

 

 

 

     現在販売中の製品はまた変化が見られますが、とりあえずここまでとします。

 

 次回は少し時代をさかのぼって、学生時代に食べたラーメンをご紹介します。昭和51年頃です。