間もなくクリスマスと言う事で、キリストにまつわる懐かしい思い出をご紹介します。
私が小学生の頃、登校時間や下校時間を狙って学校の入り口付近には、よく男性が立っていて子供相手の小商いをしていたものです。
学用品や簡単な手品、玩具の類を販売していました。良く見られましたので学校側もあまり問題にしなかったのだと思います。
私の通っていた小学校は入り口が4か所ほどあり、そのうちの2か所あたりでよく見られました。出入りは自由で、今では考えられないほどに開放的でした。
ここでご紹介する紙芝居は、そうした学校の入口に立っていた人から手に入れました。キリスト教の布教のために無料で配布していたのか、それとも販売していたのか、その辺りは全く記憶にありません。販売としても10円か20円程度だったと思います。
小学校1年生の時だと思いますが、私は手品や玩具などの販売品はほとんど無視していました。しかしこの紙芝居だけは別で、これは何より紙芝居に描かれた油絵風の絵に惹かれたのでした。
幼ない頃の私は絵本を見ても同じでした。子供向けの童話のような絵には見向きもせず、ディズニーのような洋風の絵が大好きだったのです。幼稚園の頃、アラビアンナイトの絵本が大好きだった事を覚えています。
幼い頃には宝物のように大切にしていて、気が付いたら50年以上が経っていました。
全23枚の紙芝居です。絵が綺麗で本当に宝物のように扱っていました。
赤い紙の箱に入っています。
箱の裏には発売予定が書かれています。表示からこのクリスマス物語が1964年12月に作られたことが分かりますね。東京オリンピックの年です。
どれも欲しいと思いましたが、結局この後出会う事はありませんでした。これしか持っていません。
中身も一部ご紹介します。
一枚目のタイトル部分です。いかにも大作映画のタイトルのようです。
裏面には物語の絵の1枚目の説明が書かれています。
物語 1
1の絵の裏面には2の説明文が書かれている訳です。
物語 2
2の裏面には3の説明文です。
物語 3
物語は、ローマ皇帝がイスラエルの王となるキリストの誕生を快く思わず、始末しようとするストーリーです。そして物語は、神のお告げで三人がエジプトへ逃げるところで終わります。
22の裏面にラストの説明がありますので掲示しておきます。
絵23の裏面には遊び方が書かれています。