ガラスでできた”もじり”をご存知ですか?。中に鰹節削りなどを入れて川に石などで固定しておき、小魚を捕獲する漁具です。【はや】とか【ウグイ】などを採っていました。
 
薄いガラス製なので最大のネックはすぐに壊れてしまう事です。幼い頃には触らせてもらえませんでした。すぐに割ってしまうので…。
 
私の幼い頃には一緒に遊んでいた叔父などの、結構大人が夢中になっていました。小学生の頃までは残っていたと思います。中学1年生の頃には既にプラスティック製のもじりが販売されていたと記憶しています。
 
16歳の頃、何か古いものが無いかと家の中を探していた時に、二個残っているのを見つけました。
 
 
 
 
 
        上の部分の口には麻や綿などの布をかぶせて縛り付けておきます。
 
 
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家に残っていたもので、ごく薄いガラス製です。二個ありましたが、一個は高校生の頃、ガラスケースに飾っている間に自然とひびが入りその後割れてしまいました。
 
実際に私が(と言うより私の家族が)使ったのは、昭和40年頃なのだと思います。私が8歳くらいの時でしょうか?。私はほとんど触れる事が許されませんでした。その時すでに家にあったようですが、購入した時代は不明です。結構古くから家にあったようです。
 
ずんぐりとした感じで本当にガラスが薄く、高校生の時に見つけた時「よくこんなにもろそうなものを川に沈めていたな」と改めて感じました。
 
 
 
 
 
 
 
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友人の引っ越しを手伝っている時に見つけました。いらないと言うので貰ってきました。自宅にあった物よりガラスが厚く丈夫です。形もスレンダーです。
 
 
ガラスの厚さや全体の形で時代が分かるとも聞きましたが、私には分かりません。ここにご紹介した二点では、下の方が新しいと言う事は分かっています。友人の話から、多分ガラス製の最後期なのではないかと思っています。