私が幼い頃の記憶です。ネットを拝見していたら、セルロイド製の細工の細かい置物を見かけました。「ん?、なんだか昔何処かで見た事があるような…?」と感じ、古い記憶をたどってみました。
 
すると徐々に記憶がよみがえり、多分幼稚園の頃、何処かでジーっと見入っていた事を思い出しました。家族が一緒の時ですが、何しろこの細かい造りが気に入り、何処かの店頭で一人立ち止まり夢中になっていたのだと思います。
 
夢中になっていたのは駕籠かきと車屋さんの二種類です。駕籠はくるくるとよく動きますので指で押して揺らしていた事を思い出しました。すると、幼い子供には実際に動いているように感じられたものです。しかし親には「手で触るんじゃない!」と叱られ、それでも飽きずに眺めていました。
 
駕籠かきと車屋さんの後ろに宝船があったと思います。しかしこちらはあまり記憶になく、ただ並んでいた事を覚えています。多分他の姿もあったのかもしれませんが、この三種類以外は全く記憶にありません。
 
さてその場所ですが、その辺りは全く覚えていません。ネットでは(観光地土産)とありましたので、そのことを考慮すると幼い頃の家族旅行の時だったのかもしれません。
 
時代は定かではありませんが、多分1961年前後の事だと思います。その頃の旅行先で思い出されるのは、(箱根)(江の島)(伊豆)あたりでしょうか。旅行先で、家族で土産物店街を散策している途中、一人私だけが夢中になっていたのかもしれません。
 
今思うと、子供向けの喜びそうな玩具が沢山ある中でこれらのしぶい置物に興味を示す私を、親は「変なものに興味を示す…」と不思議がっていたのかもしれません。
 
ネットオークションでは300円から1000円程度と安価だったので、記憶のよみがえった懐かしい思い出を購入してみました。購入は記憶に残っているこの三種類だけです。
 
ネットを見ていると他にもいろいろとあるようですが、私の記憶の中ではこの三種類がワンセットのようにつながっています。
 
 
 
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   車屋さんは二種類見かけました。幼い当時、私がどちらに夢中だったのかは分かりません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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これは七福神の体が頭から足の先まで全て作られていますが、もう1種類あった事を覚えています。船の上が平らになってるのですが、そこに上半身だけが貼り付けられた宝船もありました。
 
これも細かい造りなのですが幼い私はあまり惹かれるものが感じられ無かったのでしょうか、見ていた事は覚えていますがあまり記憶にはありません。七福神の顔がこわかったのかも知れません。帆を指先でくるくる動かしていた事は覚えています。
 
 
最近見られる新素材の、精密な造りでかなりリアルなフィギュアに比較すると大雑把なのですが、当時の幼い私には十分すぎるほどリアルでした。