富士宮駅前に生まれて37歳まで過ごした私は、身延線に乗る機会は多くありました。学生時代に撮り鉄に興味を示したのですが特に旧形国電に愛着を持ち、地元身延線の写真も撮影しています。
 
本格的にと言うか、カメラを持って撮影場所を探して出掛けて写したのは、この身延線を撮影した時と飯田線の撮影で出掛けた二回だけです。他の多くの写真は、移動中にホームから撮影しています。
 
 
学生時代に撮影したわけですが、私が小学生の頃の思い出に残る車両はもうありませんでした。子供の頃に乗っていた17m電車などはすでに無くなっていたのです。旧国と言う印象だけしかありませんでしたので、車両の淘汰に気付きませんでした。「小学生の頃の古い車両も写真に撮りたい」と、20歳の頃に思っていたのですから、おめでたいものです。
 
 
富士宮駅からスクーターで隣の駅、源道寺まで行き、そこから農道をフラフラと走りながら撮影場所を探しました。その一帯は田畑の広がる、実にのどかな地域だったのです。今から40年前の事です。源道寺駅のすぐ近くに刈り取りが済み、人気のない静かでのどかな場所を探し出しました。
 
30年ほど前にこの辺りは宅地開発が進み、田んぼは全て姿を消して今では広大な住宅地となっています。現在では、撮影当時の面影は全く無くなりました。

 

刈り取りの終わった田んぼの中をポイントに決め、4~5時間ほど粘っていました。好きだった車内の写真や灰皿は以前《身延線の思い出と車内灰皿》でご紹介しましたが、勿論ほかにもいくつか撮影しています。
 
ところで、私は撮影に夢中になっていて車両名を殆ど記録していませんでした。ネットで全国の旧国ファンの皆様の記事を拝見していると、車両名を調査されている方もいらっしゃいます。
 
そうした方々の記事を参考に、分かる範囲で私の写真と照らし合わせてみましたが、細かい特徴などを知らない私には解析は難しく、殆ど間違えていました。
 
【車両ナンバーを入れましたが私の見解はほぼ間違いで、旧形国電にお詳しいちゃみおか様に
車両の詳細をお伺いしました。修正いたしましたので、現在ご覧いただいている車両名は正確です】
 
113系を乗せた、アコモ改造車は前回《身延線の思い出と車内灰皿》でご紹介していますので、こちらでは割愛します。創価学会の臨時列車や急行”富士川”も別にアップしています。ご参照ください。
車両の編成が写っている写真を掲載しています。一部《身延線の思い出と車内灰皿》と重複しています。

 

 
 
                凡て昭和53年10月撮影
 
さて、源道寺駅で見られる車両運行は【富士=西富士宮】間を往復している車両と、【富士=甲府】間の長距離を運行する車両が存在しました。クモハユニ44は長距離なので一往復しか通過しませんでした。
 
           クハ47112を先頭に富士方面に向かっています。 →
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        クハ47112+クモハ60806+クハ+クモハユニ44802
 
 
 
                  その後尾車両です
 
                クモハユニ44802【最後尾】 →
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        クモハユニ44802+クハ+クモハ60806+クハ47112
 
上の写真の反対側です。クハ47を先頭に、クモハユニ44が最後尾で富士方面に向かっています。
 
 
 
 
 
 
 
        クモハ51800を先頭に右側の富士宮方面に向かっています。 →
      右側先頭にクモハ51800+クハ47006+クモハ+クハ68107(左側最後尾)

 

 
                    その後尾車両です
 
 
         クハ68107が最後尾で富士宮方面に向かっています。  →
                            
 
            上の写真の反対側です。最後尾を写しています。
 
 
 
 
 
 
 
クハ47《ロングシート》を先頭に富士方面に向かっています。拡大写真で確認したところ、乗客の背中が並んでいるので確実にロングシートです。 →
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        クハ47057《ロングシート》+クモハ51820
                   右側(富士方面)に向かう先頭車両を写しています。
 
                   遠景です →
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        クモハ51824+クハ47×××+クモハ51820+クハ47057《ロングシート》
        右側富士方面へ向かう上の写真の通過後で、クモハ51が最後尾です。
 
 
                    同じ車両です
 
続いて逆方向に向かう同じ車両で、クモハ51824が先頭で富士宮方面へ向かいます。最後尾がクハ47057です。この車両は【富士=西富士宮】を往復していたのでしょう。そのため同じ車両が何度か通過しました。
 
 
          クモハ51824を先頭に富士宮方面に向かっています。 →
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        右からクモハ51824+クハ47×××+クモハ51820+クハ47057
 
        最後尾のクハ47057+クモハ51820+クハ47×××+クモハ51824 →
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              右側(富士宮方面)へ過ぎ去る姿です。
 
 
 
 
 
この写真は一枚だけ単独で撮影しました。8月の終わりころだったと思います。
 
  クモハ51814       撮影場所 西富士宮付近 →      昭和52年晩夏
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クモハ51814を先頭に、西富士宮から芝川方面に向かう車両です。車に乗車中、偶然踏切で停車した時にカメラを持っていましたので撮影しました。
 
 
 
 
 
         富士駅に停車中のクハ47110です。最後尾から写しています。
                 昭和52年7月 夕暮れ時
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                    クモハ51820
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        クモハ51820+クハ47+クモハ51816+クハ47110
 
東京から帰省の際、身延線はだいたいいつも夜だったのですが、この時はまだ明るい夕刻だったので撮影しておきました。

 

同じ車両の富士宮方面を向いた先頭車両です。2両目のクハ47ですが、私の記憶では確かロングシートではないかと思います。定かではありませんが、連結越しに覗いた事を覚えています。

 

記憶違いで、別の車両かもしれませんが…。【当時の連結の一つに、二両目にロングシートがあったことだけは覚えています】

 
 
 
 
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なんと、私の見解は殆ど間違っていました。ちゃみおか様にお伺いして、訂正いたしました。
                     【ちゃみおか様、ありがとうございました。】