都電荒川線の続きです。学生時代、私は東京での宝くじの販売を見て驚きました。ほぼ毎週販売されているからです。全国自治が月に一回、へき地医療振興が月に一回、そして東京都宝くじが月二回でした。
 
学生時代は高田馬場に住んでいたのですが、小さな机を出して高田馬場駅前で販売しているおばさんの姿も、初めて見る目新しい事でした。東京都宝くじはちょうど《東京名所シリーズ全61回》の販売途中でしたし、ほかの宝くじもデザインが美しく、一枚ずつ買いたいと思いました。
 
しかし早朝の通勤時間に売り切れてしまい、朝の遅い学生には買えませんでした。朝9時頃目を覚まして駅前まで出かけても、既におばさんの姿はありませんでした。結局都内各所の切手商、コイン商、趣味の店で空くじを取り扱っているので、そこで集めました。
 
調べると東京都では昭和47年(801回)からシリーズものが続いていて、そのデザインは私の好きな浮世絵が主体でした。
 
価格も10円から30円程度とお手頃でしたので、都内を探し回りシリーズものを集めました。
 
昭和52年3月で終了した東京名所シリーズも、暫く待ってセットで購入しています。このシリーズでは終了まじかに《都電のある風景》として、雑司ヶ谷付近を走る都電が描かれていました。
 
当時の鉄道雑誌《鉄道ファン》か《鉄道ジャーナル》でも小さなトピックス記事で紹介しています。
 
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長い直線の続く場所ですね。雑司ヶ谷付近だとすぐに分かります。私も、乗った車両がここを走っていた事はなんとなく覚えています。ほかの場所と比較すると格段にスピードは出していたと思いますが、それでもゆっくりなので直線がとても長く感じられました。
 
この車両は7500番台です。しかし私が学生時代に見ていた7500番台は新しく塗り替えられていて、どれも青いラインでした。この赤いラインは見たことがありません。