19歳で職人の世界に入り、初めて他人の中で生活し出した頃のお話し。
朝5:30、誰よりも先に調理場に入り旅館の朝食の用意、そこから夜の仕込み、賄いの用意、それから夕食をお出しして片付け、解散。
ここで早くて21:30、師匠や先輩達は解散です。
僕はそこから次の日の仕込み、そして自分の包丁の練習です🔪
なにせ人一倍不器用な人間です。他の人が1週間でできるようになる事が僕は2〜3ヶ月毎日練習してもできるようにならないんです😢
そんな時人間は「俺はこの仕事に向いてないんや⁉️」と変な方向に向かうものみたいで・・
毎日毎日落ち込んでばかりでした。
師匠も先輩達も「まだ出来んのか?」と半ばキレ気味に言われ続けました😅
そう言われると余計に落ち込んでしまい初めての冬には胃潰瘍になってしまい体重も20kg落ちてしまいました。
もう仕事を辞めようと思ってクヨクヨしていた時、先輩の一人が「まだ出来んのか?でも心配するな、不器用なやつはできるようになるのは時間がかかるけど結果1番上手になる。」
そして、「なにが難しい?」と聞かれ「ここのところがどうも上手くできないんです😭」というと「だったらこうしてみろ‼️」
そして1週間後まだできない僕に「まだダメか😅だったらもう一つこんな方法も有る。」
と、呆れる事なく、怒る事なく一緒に悩んでくださいました。
いま考えてみるとこの時の言葉がなかったら違う仕事をしていたんだと思います。
勤めていた時は時間の切り売りをして安い給料でも技術も習得できて、作りたい料理も作れて楽しいばかりでした。
好きな仕事を30年以上続けてこられたのはたった一人の先輩のたったの一言でした。
『だったらこうしてみれば❓』