本シリーズは、架空国家「ロレーヌ公国」を舞台にした都市構造と建築群の設計ビジュアルです。いずれもインクと鉛筆を用いた手描き風のアナログ質感で構成されており、ファンタジー世界観の根幹をなす構造的な骨格を可視化しています。


第一図は、ロレーヌ都市の鳥瞰図。三つの区画に分けられた都市には、赤い屋根の主塔区域、低層の居住区域、防衛塔を備えた外縁が含まれています。中央部から外へと伸びる橋、壁に囲まれた構造、そして市民が行き交う街並みが詳細に描写されています。




第二図では、公国の支配者とその側近たちの室内シーンを描いています。背景には象徴的な黒と緑の色調を使い、ロレーヌ王が自信満々に未来を語る様子が印象的に表現されています。




さらに、対岸の塔にはフードを被った人物が佇み、まるで“信仰の飛躍”を連想させるような演出も施されています。

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ロレーヌシリーズは、ファンタジー建築、構造美、国造りの設定に興味のある方におすすめの作品です