17世紀末、ヨーロッパは「太陽王」ルイ14世の野望に包まれていた。彼の軍事拡張は、フランドルからイタリア、海へと広がり、ナミュール攻城戦やフルリュス会戦など、熾烈な戦いが続く。中でも、フルリュスでは英軍が壊滅し、片腕を失う兵士も続出した。























一方、その裏側で、ある男が静かに歴史を変える。イングランド海軍の士官、ヘンリー・エヴリー。戦火の中で彼は解雇されるが、それが転機だった。失意の中、彼は仲間を募り、軍服を改造して再び海へ。今度は、海賊として――。

そしてついに、ムガル帝国の財宝船「ガンジーサワイ号」に奇襲を仕掛け、世界史に名を刻む。

国家の戦争と、個人の反逆。
あなたは、どちらの“伝説”に心が惹かれる?