13世紀、十字軍は「信仰」という名の旗のもと、遠くダマスカスを目指した。
だが、彼らが本当に探していたものは何だったのか?

本作では、3人の十字軍騎士たちが荒野を駆ける姿を描いた。
その背後には、聖地への道というより、自らの信念を試す旅が広がっている。





そしてダマスカスの街。そこでは、異教徒たちから冷たい視線を受ける騎士たちの姿。
混乱する路地、破られる秩序、そして押し寄せる疑問——「これは正義か?」

教科書では語られない、聖地という名の幻影。
私たちの描いた十字軍は、正義と暴力の境界線をさまよいながら、やがて「己自身を見失う」姿へと向かっていく