病院の非常階段。ゼエゼエ言いながら21階を登った私の前に、突如現れた「小さな戦士」。
指で作った銃を構え、「トゥトゥトゥ!」と勢いよく私を撃ってきた。



その無邪気な姿に、思わず吹き出してしまった。
この絵は、その記憶を三つのコマに閉じ込めたもの。
一番最後のコマでは、彼の「必殺技」が炸裂!
私は応戦せず、ただその場で降参ポーズ。
この小さな一瞬が、私にとっては大きな癒し。
大人になると、日常はだんだんと無表情になるけれど、子どもの純粋さには、いつだって心を打たれる。
描くことで、あの一瞬の笑顔を、未来にも残せたらいいなと思っている。