檻の中の蝶。


檻の中の蝶。




人 生 い ろ い ろ あ っ た け ど 、 そ れ で も 生 き て る ん だ 。


ど ん な に ツ ラ イ こ と が あ っ て も


君 が 居 る か ら こ れ か ら も 生 き て い け る よ 。




日 々 の コ ト と か 、 過 去 の コ ト と か 、 自 叙 伝 と か 、 い ろ い ろ 書 い て ま す 。


と き ど き 育 児 ブ ロ グ だ っ た り も し ま す 。




【 自 叙 伝 】 ~ 檻 の 中 の 蝶 ~ も く じ は コ チ ラ か ら 。


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久々の更新

ずっと放置してました。


誰も見ていないと思うけど

なんとなくまた書き始めようかなと思ったりしてます。



さっき、子供たちを寝かしつけながらうたた寝してしまい

こわい夢をみました。


こわい夢っていうか

過去の夢っていうか・・・


あたし、この時のことまだ心のどっかで忘れてないんだって思った。

トラウマってどうやったら癒えるのでしょう。


もう何年も経っているし

頑張って思い出さないと思い出せないくらい

ほとんどのことは忘れてしまっているのに

あの頃の夢を未だに見るのです。


レンから逃れられない夢。

隙を見ては逃げ出そうとしている夢。


でも最近は夢に旦那も登場するようになりました!

ちょっと進歩。


いつもは「レンから逃げたいのに逃げられずに苦しむ夢」でしたが

今日の夢は「レンから逃げて旦那の元に返りたい夢」でした。


今、子供たちと旦那は川の字になって眠ってます。

旦那のイビキうるせーってムカついてたけど

こういう平凡なのがきっと幸せってものなのでしょうね。


幸せって感情が欠落していてよくわからないのです。

あの頃のこと。

なんかもっとやりがいのある仕事したいなぁーとか最近思う。


つーか、ずっと前から思ってたけど最近限界がきたのかもしれない。



ちょっと昔に戻りたいと思うときがある。


貴方があたしの上司で同じ場所で働いていたあの頃に。



少しでもあの頃に近づきたくって


また同じ会社に入ったけど



部署も違うし、何もかも違うし、やっぱあの時とは全然違うんだなって。




同じ場所で働いて、会社帰りに一緒に飲みに行ったりしたいなぁ。


とか最近思うのです。



もう二度と叶わないのかなぁ。



レンと出会う前

<第17話>



高校卒業後、就職もせず、学校にも行かず、わたしは家に引きこもっていた。


誰にも会いたく無かった。



3年近く付き合っていた彼氏とは高校卒業後すぐに別れた。


愛してなんか居なかった。



だけどずっとずっと寂しくてしがみついていた。


学校が同じで部活も同じ・・・・・



毎日顔を合わせるのが当たり前だったから、


彼を失うことなんて想像できなかったけど


卒業して毎日顔を合わせることもなくなると自然と目が覚めた。



触れられるだけで鳥肌が立ちそうなくらい嫌いになっていた。


最後にデートした日、そっと肩を抱き寄せられた時、気持ち悪いと思った。


彼の手がわたしから離れた瞬間、気づかれないように肩を払ってしまった。



愛していると思っていたはずの人。


こんなふうに感じるなんてなんだか可笑しかった。



こんな感情のまま、自分から別れを切り出すこともなかった。


もうどうでもよかったのかもしれない。





そんな時、高校のときの部活の顧問の先生から連絡があった。



「家庭訪問で君の家の近くまで来ているからあえないかな?


今度、部活で演奏会があるんだ。


そのチケットをもっているからわたしたいんだ。出て来れない?」




下心があることには薄々気づいていた。


だけど寂しかったからわたしはOKした。


この寂しさが埋められればなんだってよかった。




カバンに携帯とタバコを詰め込んで待ち合わせ場所に走った。



間に合わせ場所に行くと先生は車の中から手を振った。


「乗って」


私が助手席に乗り込むと


「はい、これ」とチケットを差し出した。



「行けたら行くよ」


そうぶっきらぼうに答えた。



先生は少し車を走らせて言った。


「ホテルでも行く?」



ちょっと冗談めかして言ったけど冗談じゃないことはわかっていた。


「行かないって」



近くの公園のフェンスのあたりに車を止めた。


突然ディープキスをしてきて押し倒される。


よくあるミントの味がした。



その公園は小さい頃わたしが遊んでいた公園。


すぐそこにあるぞうのすべりだいがとても遠くにあるような感じがして何だか可笑しかった。


よくこの公園のブランコから落ちて泣いて帰ったっけ。



幼いまだ汚れも知らないわたしを見守っていたぞうのすべりだいが


汚れたわたしを見ているような気がした。



先生はわたしの履いていたデニムのファスナーを開け


下着の中に手を入れた。



優しくそっと、でもなく、なんだか乱暴に。


きっと相手のことなんて考えてないんだろうな。


自分の欲が満たされればなんだっていいんだろうなって思った。




ただ、寂しくて誰かに傍に居て欲しい。


ただ傍に居て欲しいだけなのに。


ただ傍に居てくれる人なんて居ないんだ。




そんなことわかっているはずなのに。








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