黙祷 | 星の意

時間が戻せたらいい…


誰しも一度は考えたことがあるだろう


あの頃に戻れたら…

あの時からやり直せたら…


人は自分の都合のいいように記憶を変えたくなる時がある

けれど

本当はわかっている

そんなことは不可能であって

時間を戻すなんて

人間の空想にすぎないことだ

将来的には可能になるかもしれない

けれど

今無理なことは

証明されるまで可能ではないのだ




あれから

一年が経ったのですね…


普段はこんなことを書くようなブログではございませんが…

今回ばかりは書かせていただきたい…

一年前の今日は
あの惨事を見て

あの後すぐに書くことはできませんでした…

人々の気持ちが…
画面を通じてダイレクトに伝わってくるなんて

人生に一度あるかないかのことなんじゃないかと

あの時は感じた…



一瞬でのみこまれていく町…

それをただ見ることしかできない人々…


あまりにも酷かった…

こんなことがあってもいいのだろうか…

この世には本当に神さまなんていないのだろうか…

誰にあたればいいのか…

何にあたればいいのか…

誰も悪くない…

そんなことは

誰しもがわかっているのだ…




画面で見ただけの自分では

真実なんてわからないかもしれない

あの時あそこで起きたことの…

たった数人の人生を垣間見ただけにすぎない…

亡くなった人にも…

生き抜いた人にも…


それぞれの人生(ユメ)があった…


語られることのないストーリー

モブなんていない…

それぞれの

しっかりとした人生が

みんなにもあったんだ…



この祈りは

どこにいくのだろうか…

全てを奪った神に祈るものではない

ただ純粋に亡くなった人々に

心から届いてくれればいいなと思い…

祈っています…






無駄な人生なんて

この世界にはないんだよ…