たぶん韓国の都市伝説。

とある学校に『お化けの出る』と噂される
部屋がありました。多目的ルームのような
ところで普段は空いている教室です。

たまに授業で使用するのですが、生徒たちが
「コワイ」と騒いで授業にならず、先生方も
困っていました。

そんなある日。
「おばけなんて馬鹿馬鹿しい!
 私が一晩その部屋で泊まって何にもないって
 生徒たちに証明してあげるわ!」
新人の熱血女教師が言いました。

宣言通り、女教師は噂の部屋に一人、宿直する
ことになりました。体育の先生のため、普段は
その先生がその部屋を使うことはありません。

おそるおそるw部屋に入ると人影にビックリ!
「なんだ、私じゃないの…」
なんてことありません。その部屋の壁は一面、
鏡になっていたのでした。

こんなに大きな鏡が部屋全体にあるなんて!
これ幸いと先生は、ダンスの振付やさまざまな
フォームの確認などをして一晩過ごしました。

                                  バレエ

そして明くる朝。
先生が教室を出ると、先生を心配した生徒たちが
何人か部屋の前で待ってくれていました。

先生は勝ち誇ったように、何もなかったことを
生徒たちに告げました。
「一晩中、この部屋にいたけど平気でしたよ!
 たくさんの鏡の前で楽しく踊り明かしたわ。
 貴方たちも平気だから入ってごらん」

さっそく何人かの生徒が部屋に入りました。
(これで噂もなくなって生徒たちも授業に専念できるわ!)
先生は達成感でいっぱいです。

ところが。
見に行った生徒は泣きながら出てきたのです。
「一体どうしたのよ?」慌てて先生が尋ねると
「先生、さっき『鏡の前』って言ったよね?」
「そうよ、一晩中鏡の前で踊っていたの」

「この部屋、鏡なんて一枚もないよ?」


                              鏡


…あれ?あなたのその部屋…、
そんなところに鏡なんてありましたっけ?