アメリカでのこと。

夏の暑いシーズン。
ある男の子が誕生日パーティを計画しました。
普通じゃつまらないと、彼はとびきりの企画を
考えました。

空中浮遊。

タネは簡単です。庭にあるプールの上に透明で
大きなガラスを渡しておき、その上に座るだけ。
パーティは夜に行うので、光の反射でガラスが
ばれることもありません。なんてクール!

誕生日、その手品のおかげもあってパーティは
大いに盛り上がりました。ところが。

突如、庭から絶叫が響き渡りました。
男の子の兄、クライブ・キャンディの声です。
皆が駆けつけると、彼は真っ赤なプールの中で
ガラス片とともに浮いていました。

クライブは手品のことを知りませんでした。
暑い夜のこと、彼はそうと知らずにガラスの
張られたプールに飛び込んだのです。

彼が最期に見たのは、ガラスを突き破る本当に
直前、光の反射で映った自身の顔でした。

さて、この話を知った方。

夜、鏡に向かって彼の名を3回唱えると彼の
最期に見た光景が映るそうです。

でも、
決して4度目は呼ばないで下さいね。

あなたも彼と同じように
ガラスが刺さることになりますから…。




以前ブログでちょっこし触れたクライブ・キャンディのお話。
小説の中で出たので、作者さんの創作なのかもしれないけど…。
お気に入りなので紹介ドキドキ