今日の夕焼け


今日は冬至ですね



陰極まって陽となす


これからが冬本番ですが、太陽は確実に日に日に力強くなっていきますね

そう思うと、厳しい北陸地方の冬も、少し緩やかな気持ちで過ごせそうです



太陽あってこその日々の暮らし



夕日を見ながら感謝の想いが湧いてきました






今日を境に日が伸びていくことこら、古くは冬至をもって一年の始まりとしていたそうですね



こんな佳き日に、金沢の郷土料理 大根寿司 の作り方を伝授してもらいました



ここ数年、毎年この時期になると、夫の趣味仲間の奥さまから、大根寿司をいただきます

それが美味しくて美味しくて!



石川県の冬の郷土料理として、かぶら寿司 というものがあります


寿司といいましても、酢飯にネタが乗っているお寿司ではなく、

かぶ と 鰤(ぶり)を甘酒と合わせて作るお漬物です


かぶの代わりに大根を使ったり、ぶりの代わりに、鯖やにしん、鮭を使ったりと各家庭で多少違ってくるのですが、基本塩漬けしたかぶや大根とお酢でしめた魚、それを甘酒で合え数日おき、乳酸発酵させて作ります


かぶで作ればかぶら寿司、大根で作れば大根寿司と言います





乳酸菌たっぶりのさっぱりしたお味のお漬物です


石川が誇る発酵食文化の一つです




ご自宅に伺って教えてもらったのですが、大根を切って塩漬けとところまでしてくださってました↓

大根の3%の塩で下積け(重しは大根の約2倍)

お水があがるまで数日待つ(今回は4日前に仕込んで下さったそうです)


甘塩鮭(生)の皮を取り、適当な大きさに切り、お酢でもみ洗いする

人参(生)を千切り

水気を切った大根、お酢で洗った鮭、千切りした人参、柚子の皮、甘酒を合わせる

甘酒も作ってくださっていました
(もち米1合でお粥を炊き、麹300gと合わせ炊飯器の低温保温で約一晩)

容器に入れて

軽めの重石をのせる



3~4日ほどおきます
酸味が出てきたら食べ頃です



<材料>
大根  2~3本(3kg位)
塩   大根の重さの3%
甘塩鮭 2~3切れ
純米酢 適量(鮭を洗う量)
人参  約2本(好みで増減)
ゆず  適量
甘酒  大お玉4杯分(全体にまぶさるくらいの量)



(甘酒は酒粕と砂糖で作るタイプのものではなく、麹で作るタイプの甘酒を使います)

甘酒作り 詳しくは過去記事→こちら






今日仕込んだ3キロ分を、「あとはお家で3~4日涼しいところに置いてねっ」と丸ごと下さった奥様。


ありがたく頂いてきました




食べ頃となる数日後が楽しみです




大根寿司を家で作れるようになりたいと思っていましたが、念願叶いました





次は、畑で採れた大根で作ってみたいと思います



金沢で生活を始め二十数年経ちました
家庭で冬の金沢の味を作れるようになれて嬉しいです






今日もありがとうございます♡