起立性調節障害は小学生から思春期の子どもに見られる低血圧や頻脈をともなう自律神経機能不全です。
起立性調節障害の子どもは自律神経の働きが上手くいかない為、起立時に下半身に血液がたまり、脳へ充分な血液が流れず、様々な不快症状が現れ不登校の原因になることがあります。
しかし、午後になると血流が回復し症状は改善します。
このため、「怠け」、「サボリ」と誤解を受けやすい病気です。
ストレスの影響も受けやすく、気合いや気の持ちようで治るものではありません。
小学生から思春期の子どもが、朝起きれない、頭痛、めまい、動悸、立ち眩み、腹痛、倦怠感、昼夜逆転などの症状は起立性調節障害かもしれません。
全国に12万人の不登校児が存在していると言われていますが、その中の約3~4割に「起立性調節障害」の症状がみられると言われています。
受験期にさしかかる場合もありますが無理は禁物です。
起立性調節障害は成長期の子どもの病気であり、成長とともに症状が改善されていきますが体質として残る場合もあります。
症状の現れ方、軽症、重症、良くなる時期など個人差の大きい病気です。
起立性調節障害の特効薬はありません。
ネットでは起立性調節障害はこれで治ると言うサプリ、治療法、不安を煽る情報が溢れていますが、どれも確かなものではありません。
ネットの情報をうのみにしないよう注意が必要です。
親が良かれと思って勧める治療法が子どもにとってストレスになり逆効果になりかねません。
周りの人達が起立性調節障害を正しく理解することが大切です。
子どもが安心して過ごせる環境を作ってあげることが回復のためにも必要です。
鹿児島県でも65才以上に新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が始まりました。
鹿児島市ではかかりつけ医などの医療機関や保健センターでワクチン接種が行われるようになり、また、新たに枠も広がったりして予約がしやすくなってきました。
まだ、新型コロナウイルスの患者が毎日出ている状況ではありますが、鹿児島起立性調節障害親の会では昨年の11月開催から7カ月ぶりで親の会を開催します。
開催にあたっては、新型コロナウイルス感染症の予防に細心の注意を払い、感染予防対策として人数制限、換気、マスクの着用、手のアルコール消毒、検温、参加者全員のお名前と連絡先を記入して頂くことになりますのでご協力をお願い致します。
会場入り口で、検温、消毒、マスク着用、住所記載をお願いいたします
第40回鹿児島起立性調節障害親の会開催のお知らせです。
親の会は通常は午前の部と午後の部で開催していますが、今回は、新型コロナウイルス感染症予防の観点から午後の部のみ開催します。
内容は起立性調節障害に関するDVDを視聴し、病気の理解を深めます。
体験されたお母さん方のお話や病院や進路についての情報交換も行います。
同じ体験、同じ思いの仲間がいます。
一人で悩まないで、同じ病気の子どもを持つ方々とお話してみませんか。
第40回鹿児島起立性調節障害親の会開催のお知らせ
日時 6月26日 (土) 午後2時~午後4時半
場所 鹿児島市民福祉プラザ4階 ボランティアセンター活動室 2
鹿児島市山下町 11番 1号
(鹿児島起立性調節障害親の会は鹿児島市社会福祉協議会ボランティア団体に登録)
参加費 無料
申込先 鹿児島起立性調節障害親の会
申し込みの際お知らせください
氏名・住所・電話番号・子どもさんの学年・年齢
飲み物は各自でご準備ください。
今回、都合が悪く親の会へは参加出来ない方でご相談、問い合わせなどは
親の会のメール odkagoshima@gmail.comまで
何時でも受け付けています。
ご遠慮なくご連絡ください。
line、メール、電話など、ご希望の方法で繋がることが出来ます。
なお、夏休み中の7月、8月にも親の会を開催いたします。
今回、都合により参加できない方は7月、8月参加をご検討ください。
起立性調節障害の体験者、当事者の子どもさんの参加も歓迎です。
親の会は特定の治療法、施術、宗教、スピリチュアル系、政治関係などの勧誘目的の参加はお断りしています。
親の会で聞いたことや個人情報などは外部に話さない約束になっています。
安心してご参加ください。
また、親の会参加は予約制にさせていただいています。
親の会には、起立性調節障害と診断されていなくても参加することができます。
初めて参加の方、県外からの参加、学校関係者、お父さんの参加大歓迎です。
皆様の参加お待ちしています
前回の親の会