先日のハナダイズで音楽スイッチの入ってしまったアリスです。
いつもは入っていないのか…?
っと、いうわけではないのですが、忘れかけてたものやおざなりしてきたものを改めて思い出したのです。
ステージに立つ様々なバンドを見て強く打たれるのは、
その真剣さが音、空気となって伝わってくるバンド。
MCでくだらないゆるいトークをしていても、音が始まった瞬間にガラリと空気と温度を変えてしまうバンドが好きです。
年を取るとね、経験値で音楽やりがち。
でも、そうゆう演奏はやっぱりわかっちゃう。
どんなに凝ったアレンジも、テクニックも、
アーティストの持つ「真剣さ」には及ばない。
ハナダイズを見て思う。
きっとこのバンドは客席にたった一人しかいなくても、
パフォーマンスの質は変わらないんだろうな…って。
特定の誰かや身近な人に、評価されることを前提にやっているバンドや、
サークルのように自分たちが楽しむことが優先のバンド、
伝える事を第一の目的にしているバンドは、
考え方ややり方が違えど、どんなバンドもミュージシャンもみんな素敵で格好いい。
歌詞があるから、ライターの持つ世界感は本当に重要で、
バンドとしてはその世界を音にして作りだし、温度や風景を見せる事ができればと思ってる。
チェリーベリルにマーブルスカイというバラッドがあるんだけど、
元々ボーカルが前のバンドでやっていた曲で、それはそれで完成されていたのだけど、
私はその歌詞を読んで考えた。
マーブルスカイって空のイメージ、
透明で少し濁りの混じった青、大切な人への思い、悲しい出来事、
それらを思った時に私としてはアレンジが違った。
ので、アレンジは大きく変えさせてもらったです、コードから変えました。
アルペジオが持つ映像の力は大きいですから、
私の中で感じたマーブルスカイをギターで描いたわけです。
この歌詞はどういう意味だろう、
この歌詞の世界は雨が降っている?空は晴れている?寒い?暑い?
あくまでライターの心の世界ですから、他者が細かく理解する必要はないですし、
受け取ったイメージで良いと思ってます。
それが双方ずれる場合はすり合わせていけばよいですし、それがバンドの良いところ。
歌詞の意味を自分たちなりに理解して、その歌詞の世界と「今」を音でつなぐのが役割かなぁって思う。
私は才能ある素晴らしいボーカルとバンドやらせてもらっているので、
本当に自分の力不足を申し訳なく思う。
メンバーに恵まれているのに、もっと、歌を輝かせることができるはずだよなー…って。
ハナダイズに良い刺激を貰えたのでこの気持ちのまま夢ふぁ~むがんばります。