資生堂マキアージュのセーラームーンコラボのファンデーションを買ってから、下地の方も欲しくなって悩んでいたらプレゼントして頂いてしまった。

コンパクトと違って下地は使い終わったら、容器を詰め替えるわけにはいかないものなぁ…と思っていたら「蓋だけ替えたら？」と言われて目から鱗が落ちた。

コラボデザインが可愛くて、私のドレッサーとも言い難い洗面所の一角が少しだけきらびやかになった気がする。

化粧品なんて機能が一番大事なのだけど、結局のところ同じくらいパッケージやブランドイメージが大事だと思っている。

例えば年始早々炎上したインテグレートだとか、方針変更に多くの乙女をガッカリさせたマジョリカマジョルカだとか。

近々では、ちふれも残念なPRをしてファンをガッカリさせたり…

どちらも『ブランドイメージ』が大事だからこそ、話題になった案件だ。

正直、成分や値段で質が違うと言っても、昨今の化粧品は『大ハズレ』とか『大当たり』はそうそう無いと思っている。

もちろん肌に合う、合わないでの当たり外れはあるものの、それは個人に由来するところが大きいのでまた別問題だ。

そんな中どうやって化粧品を選ぶかといえば、結局CMとイメージが強い。

中には成分まできっちり目を通す！と言う人もいるけれど、たぶん半数には満たないと思う。

クチコミも一応気にするけれど、前述の通り個人差が大きく出るのがこの分野。

大きな肌質の違いもあるし、生活や仕事内容に年齢。

住んでいる地域にさえ、実質左右されるものは多い。

だから皆迷って迷って、色んな情報を加味するけれど、結局のところ『どれを使うのが好きか』と言う好みの分野に帰結する。

なりたい自分に、一番イメージが近いのは、どれか。

あと、そこに値段との相談。

セーラームーンの変身の呪文は『ムーンプリズムパワー・メイクアップ』で、変身ムービーはキラキラと彼女たちが強く、可愛く、変身して行く姿が描かれた。

何年か前に日曜の朝、つけたテレビに映っていたプリキュアの変身ムービーも『メイクアップ』をイメージするもので、女の子が強くなるイメージの普遍性を見た。

だからあれから何年も経った私たちに向けて、こんな風に商品展開があるのは嬉しいし勇気を貰える気もする。

プチプラコスメに傾倒しきっていた私にマキアージュは高値だったけど、使って見たら余りの良さに膝を折った。

正直こんなコラボが無ければ、手に取ることは無かったかも知れないマキアージュ。

（いや、何年か前に一度、当時のCMに出ていた椎名林檎の美しさに惹かれて買ったけど）

同じ値段のラインでたくさんの商品が並ぶからこそ、そこから選ぶのは自分の好きなもの。

なりたい自分。

憧れたもの。

それはきっと、少女の頃から変わらない『乙女心』。

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