☆夢の中でみていた世界☆
私は小学校3年生の夏から6年生の夏まで、いわゆる不登校というものになっていました。
きっかけは、小学校3年生の夏休みが始まったばかりの7月のこと。
どこにでもいる普通の子どもだった私ですが、ある日目が覚めると、大きな病院のベッドの上にいました。
この出来事は私にとって青天の霹靂でした。検査入院ということで、一月ほどで退院できましたが、その後2学期からは学校へ行けなくなる…という流れとなりました。
体調としては学校へ通えるであろうレベルだったのですが、私の精神面において、今まで普通に、当たり前として過ごしていた日常、学校へ通うということができなくなりました。
理由としては、元々感受性が強く、周囲の様々な状態、空気に敏感なところがあったこと(自覚はしていませんでしたが)、3年生になる前に仲の良かった友人が引っ越していったこと、学校での様々なストレス(完璧主義で、色々がんばろうとしてしまうところがある)など細々としたことが重なり、心待ちにしていた夏休みに入院なんてしてしまったもので、それまでなんとかとっていたバランスが大きく崩れてしまったようです。
扉の前で佇みながら涙を流し外へ出ることができない娘、ベッドへ駆け込み布団をかぶり、どうしたのかをはっきりと伝えることのできない娘に親は戸惑っていたと思います。
親は、どうにもこうにもできないということを理解してくれたのか、そのまま私をかくまってくれました。
「かくまう」という言い方はおかしいのかもしれませんが、おそらく、その時の私の精神状態からみると、その表現が今はピンとくる気がします。
とは言っても、学校へ行けないという状態が3年も続くと、その間に何度も、「あの時親が無理やりにでも私を学校へ連れて行ってくれていたら、今私はこんなに苦しい思いをしなくてすんだのに!」と思うこともありました。
けれど、あの時に無理やりにでも学校へ連れていかれていたら、きっと私は壊れていたと思うので、あの時間を与えてもらえたということに、今はとても感謝しています。
と、前置きが長くなったのですが、本日のメインは、学校へ行かなかった3年間に見ていた世界のことです。
いつからそれが始まったのか、いつから私の意識に上がってきたのか、今ではもう思い出すことができないのですが、気づくといつも、私の中には「ルル」という世界がありました。
これは、ひとつのお話だと思って、聞き流してください。
あの3年間、「ルル」は私にとってずっと、ずっと、心の支えであり、私が唯一安心してくつろげる世界でした。
安心して、自由に笑うことのできる場所。
安心して、自由に外を走り回ることのできる場所。
ルルには私のもう一つの家族がいる。
今もその家族が私を見守ってくれている。
でも、ルルからもルルの住人が、地球人として生まれ変わっている。
ルルは、地球ではない他の惑星だと感じていました。
そんな世界を夢見て、そんな世界に行くことを願って、夜には空を見上げながら、たくさんお願いをしていました。
ルルのことを考えていると、心がぱあっと明るくなって、とても幸せな気分になる。
ルルにいるであろう家族や友だちとも会話ができているように感じる。けれどそれと同時に、その感覚や世界は現実ではない。私の頭の中で勝手に作っているお話かもしれないとも感じる。
(アニメの影響を受けているだけかもしれないなど)
行きたいのに、行けない。
感じるのに、目の前に現われない。
本当に存在していると信じたいけれど、どうせ現実ではないだろうと思っている。
表面的にみると、家族とも話をするし、時々友達も私を訪ねてくれ、一緒に遊んだりもしましたし、完全に一人部屋にこもっていたわけではありませんでした。親を喜ばせたいという思いからか、時々は数時間でしたが学校へも通っていました。
それでもこの頃から、私の中では、内なる世界というものが育っていったように感じます。
人間は7の倍数の時に魂意識になりやすくなるそうです。そのような時期に、人格がころっと変わったようになる時期が子どもにはあるようです。そのようなエネルギーが関係しているのか、突然倒れたり、原因不明の熱を出したりということもあるようです。
ちょうどこの頃の私も、そのような時期にいたようです。
今では、私もあの頃は、魂意識というものが私の中で大きな役割を占めていたのかなと感じるようになりましたが、当時は誰にも相談することができず、一般的にスピリチュアルな話をする人もおらず、一人静かに私の頭はおかしいのかも…と感じていました。
長くなりますので、続きは次回に![]()

