☆白き勇者☆



maria



メアリー、メアリー、あなたはだあれ?

メアリー、メアリー、あなたはだあれ?

神に愛され、選ばれたというの?なぜ、あなただったの?

あなたは特別な存在なの?

メアリー、メアリー、あなたの存在の為に、どれだけの人が、想いが犠牲になったというのだろう。

メアリー、メアリー、あなたはそれを知っているの?

聖女としてまつられることに、誇りを感じるの?

メアリー、メアリー、白き勇者よ。

あなたは今でも、メアリーとして存在しているの?


☆☆☆☆☆☆☆☆


名前などは気にしない。

私がどんな名前で呼ばれようと、私は気にはしない。

私は私であるのだから。


私が生きた時代、そのことをお伝えしたい。


私は自分が生まれ生きていた時代を誇ることはできない。

なぜあの時代に生きることを選んだのか。

もう少し違っていれば、また何かが違っていたかもしれない。

そんな風に思うこともあった。

起こったこと全てに対して、後悔はしていない。

私が生きた人生について、後悔はしていない。

全ては自然の意図に沿って動いていたのだから。

けれど、あの時代を生きる私は強くある必要があった。

誰よりも、強くある必要があった。


昔からそんなに強い自分だったのだろうか。

昔と言えば、地球ではない世界で私は強い自分であったと言える。

この地球で、あの時代の私がずっと強かったのかと言えば、人として生まれた制約はあったと付け加えておきたい。

私は人を通して生まれ、人として生きていたのだから、もちろん、悲しみ嘆き、泣くことだってあった。

私が伝えたいこと。

それは、私も人間だったということ。

人として生きるとはどういうことか。

それはあらゆる制約があるもの。

肉体、環境、時代、それがどれほど魂に鎖をつけるものなのか。

そのことを多くの光の存在は生まれてから学んでいる。

この制約により、多くの偉大な光の魂は人として生きることを学び、まるでワナにかかったように、動けなくもなっている。


だからこそ今私は伝えたい。

そんな魂の為に伝えたい。

私も人として生きたのだと。

今、この制約に苦しんでいる偉大なる光をまとった魂たちよ、

私はそんなあなたたちの為に、伝えたいことがある。


人として生きるとはどういうことなのかについて。

人として生きると同時に、天と繋がっていることを忘れない、そんな生き方について。

そしてこのバランスがどれだけ大切なものであり、どのようにそのバランスを保つのかについて。


☆☆☆☆☆☆☆☆


私のこの想いが届けばいい。

自分の直感と、周りから聞こえてくる指針に違和感がある者よ。

私はあなたに伝えたい。

私の光を探しなさいと。

それは外にあるものでないことを決して忘れないで。

私に縁が深い者よ。

その心には、必ずこの想いが届いているはず。

私の光をあなたの中に見つけなさい。

私は必ずそこにいる。

私の光を受け継ぐ者よ。

あなたたちの気高さを、あなたたちの人類への献身的な愛を、惜しむことなく、与え続けなさい。

天はあなたたちをしっかりと見ているのですから。


私の光を受け継ぐ者たち。

私にはあなたたちの苦悩が見えます。

あなたたちが、矢を射られ、縄をしめられ、釘を打たれているのが見えます。


その光景は、私の心に深い悲しみを与えます。


私の光を受け継ぐ者よ。

強くありなさい。

あなたたちに、気づいてほしい。

 

もうそれは全て終わったことなのだと。


今、これからは、この時は、それらを全て、振り払い、解き放ち、完全な自分を、表してもいいのだということを。


私の光を受け継ぐ者よ。


あなたたちの悲しみは、もうこれ以上、感じる必要のないものです。

それを手放す強さを、痛みを手放す強さを、個々の中に取り戻してください。

そのことをどうか祈ってください。



つづく→