長く連れ添った犬を失くした
飼い主（両親）の悲しみとは、
いったいどれほどのものでしょう。

ゴールデンレトリバーの
キアラちゃん。

１６歳の女の子でした。

ジャスママさんと、
ビームさんの友人である
キアラちゃんのママ、
るーさんもこの旅に
参加していました。

彼女が旅の間中、
大切に持っていたのが、
「キアラちゃんの分身」です。

「はじめまして♪」

みんなで目指した本丸跡は、
ジャスママさんが
柿の実を踏んですぐでした。

よせばいいのに、
ママがふざけています。

「ちっとも怖くない～！」

そんな中で、
パパは、「キアラちゃんの分身」を
瀧廉太郎の手にのせました。

「キアラちゃん、はい、チーズ♪」

その時です...

それに答えるかのように、
キアラちゃんの耳が
ユラユラと動きました。

風もないのに...。

「キアラちゃんが戻ってきた！」

るーさんの目から、
涙が溢れ出しました。

岡城跡からは、
「御客屋敷」にゆきました。

昼食を予約していたのです。

そこでも、
ちょっとした事件が起こりました。

料理の中に、
るーさんが大好きな、
バラの花の形をした
トマトがあったのです。

「ママ、愛しています。今でも...」

みんなは、キアラちゃんからの
メッセージだと直感しました。

※天文測量方の伊能忠敬も
宿泊しました。

※明治六年、百姓一揆の傷痕

パパの話を聞いて思いました。

犬は死んだ後も魂が残り、
愛する人を見守っている
のかもしれないと。

バラ...

花言葉は「愛情」です。

愛情の旅