2月15日
「ねぇ、パパ。
私が死んだあと、
この場所に犬が捨てられるの。
その時は助けてあげて...」
「なぜそんなことをいうだい。
アリスは生きて、8歳を
迎えるんでしょう?」
「うん、そうだね...」
「迎えたいよ、なにがなんでも」
「家族でがんばろうね、アリス」
3月20日
「フー子おとうさん、
きてくれたんだ...グスン」
「きれいになって、
フー子おとうさんに会うの」
3時間後...
「これが、新しい、か、ぞ、く」
「初めての、ドッグ、カフェ?」
「メリーに乾杯」
「なんか、ちょうだい♪」
この世は闇かもしれない。
不確かで残酷な。
でも家族でいる限り
恐れることはない。
何が起ころうと
きみがぼくの光だ。
「初めての、お、へ、や♪」